今、注目を集めるネイマールって、どんな選手?
世界のサッカー界で今年、大きな話題を提供している選手の1人がブラジル代表のFWネイマールです。2009年からプレーしていたサントス(ブラジル)を離れ、2013年6月にスペイン1部リーグの強豪、バルセロナ入りとなりました。移籍金は5700万ユーロ(約74億円)と発表されました。5年契約で、違約金も約247億円と、破格の条件となっています。背番号はサントス時代と同じ11番を背負います。 ネイマールは、スピードとテクニックに秀でたストライカーで、サントスに所属していた2011年と2012年に南米最優秀選手賞に輝いています。ブラジル代表には、2010年W杯南アフリカ大会後、18歳の時に初選出。同年8月に行われたアメリカ戦で代表デビューを果たし、初ゴールをマークしています。 ブラジル代表での背番号は、2013年の前半までは主に11番を背負っていましたが、コンフェデレーションズカップからロナウジーニョに代わって、10番を背負うことになりました。ブラジル代表の背番号10は、ロナウジーニョはもちろん、かつては、ペレやジーコも背負ったエースナンバーです。その伝統の背番号を背負って出場した初めてのコンフェデレーションズカップでは、大会を通じて4ゴール2アシストでMVPを獲得する活躍。ブラジルの3連覇(2005年、2009年、2013年)に大きく貢献しました。 過去には、日本を相手に、その力をいかんなく発揮しています。2012年10月にポーランドで行われた国際親善試合での日本戦に出場し、その時は、2ゴールを挙げています(試合は4-0でブラジルの勝利)。 主な国際大会は、2011年のFIFAクラブワールドカップ、2012年のロンドンオリンピック、そして2013年のコンフェデレーションズカップ。クラブワールドカップでは、準決勝の柏レイソル戦で先制のゴールを奪って、決勝進出に貢献しています。ロンドンオリンピックでは、6試合で3ゴールを決めて、銀メダル獲得に貢献しました(優勝はメキシコ)。コンフェデレーションズカップでは既述のとおり、MVPを獲得し優勝に貢献しています。