ニコニコ、サービス全体で利用できない状況続く 原因は「大規模サイバー攻撃」復旧の目処は「週明けまで見込みなし」
6月8日(土)午前6時頃よりドワンゴの運営する動画サービス群「ニコニコ」がメンテナンスに入り、12時間が経った18時現在もほぼ全てのサービスが利用できない状態が続いている。(19時30分更新︰サイバー攻撃による影響であることが判明し、復旧の目処は「週末中での見込みなし」であることを公式が報告した。) 【画像】6月8日 19時更新の続報内容 これはニコニコサービス全体で「正常に利用できない場合がある不具合」が同日午前3時頃に発生したことを受けてのもので、関連する「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」「ニコニコミュニティ」等ではメンテナンス画面が表示されている。同日12時頃の公式発表によると「現在も調査を続けていますが、復旧の目処は立っていません」と伝えている。 【以下追記】ニコニコ公式は19時頃、一連のメンテナンスに係る続報を発表。原因について「ニコニコは大規模なサイバー攻撃を受けており、影響を最小限に留めるべく、サービスを一時的に停止しています」として、サイバー攻撃の影響を完全に排除できたと確信し、安全が確認されるまで、復旧に着手することができないと報告。 続けて、このメンテナンスは少なくとも「この週末中は復旧の見込みがございません」として、続報は週明けの6月10日(月)に再度伝えるとした。【以上追記】 この影響はニコニコにとどまらず、同社が運営するのチケットサービス「ドワンゴチケット」においても不安定な動作があるとしているほか、カドカワが運営する各種ポータルサイトも接続エラー画面が表示されていることから、発生原因はカドカワが管轄するサーバー関連に影響があった可能性が示唆されている。 この日の午前6時からはゲーム情報の海外発表イベント「Summer Game Fest 2024」や同時通訳放送や、プロ野球「横浜DeNAイスターズvs福岡ソフトバンクホークス」中継が放送予定だったが、配信は中止に。関連するアニメ作品の生放送や動画配信についても後ろ倒しになるとのこと。