葛飾北斎の「富嶽三十六景」から富士山をイメージデザインした代表ユニフォームを紹介する丸山茂樹監督と服部道子女子コーチ

パリ2024オリンピックゴルフ競技の日本代表ユニフォーム発表会見が5月27日、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、丸山茂樹日本代表監督と服部道子日本代表女子コーチが登壇した。

今回発表された代表ユニフォームのデザインコンセプトは「ジャポニスム」。 19世紀後半にクロード・モネやヴィンセント・ゴッホなど、印象派画家らが日本の浮世絵に影響を受け、フランスからヨーロッパ、アメリカまで西洋世界に広がりを見せた日本美術ムーブメントだ。 ポロシャツには、日本を代表とする浮世絵師の葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」の富士山をイメージしたデザインが描かれた。 また、ウェアの機能性もアップ。今夏のパリは日本同様、酷暑が予想されるため、強い日差しからウェア内の温度上昇を3度抑えられるクーリング機能が備わった。

「過去最高のウェア」と日本代表ユニフォームについて語る丸山監督

リオ、東京と3大会連続で監督を務めることになった丸山茂樹監督は「デザイン的にはみんなでミーティングを重ね、機能性は選手からの声をフィードバックしてバージョンアップして、過去最高のものとなったと思います」と高評価。 服部コーチも同様に評価。 「年齢問わず、素敵に出来ています。パリということで文化と芸術、日本の伝統がコンセプト。選手がコンセプトを聞くと挑戦心に火がつくと思います。私も何も着てないような軽い感じで、パフォーマンスにも影響されるのではないかと思います」 日本代表選手がパリで、富士山のように頂点を極める舞台に立つまで66日……。