「眼球を手際よく…」田村瑠奈被告(30)は父が回すカメラの前で頭部からくり抜き 裁判長は「そんなに詳しく読み上げなくても」異例の指摘【ススキノ事件公判】
洗面所で父が目にした光景
さらに瑠奈被告は、「ついてきて」と父親を洗面所に連れて行き、ハンディカメラを渡したという。 「『これから作業するから撮影してほしい』と言われました。そこには片目がくり抜かれた人間の頭部が置かれていました。球状の黒いビニール袋は見ていたが、頭部を見たのはそのときが初めてで、目や口の周りには穴が空いていました。ハンディカメラで撮影していると、(娘が)残りの眼球を手際良くくり抜きました。目の周りの組織に切れ目を入れ、メスのようなものでくり抜いていました。 ハンディカメラの液晶部分にサムネイルが映っていて、一部見たが、それ以上の鑑賞は耐えられませんでした」(同前) この犯行の具体的内容には、裁判長が「そんなに詳しく読み上げなくても」と検察官に指摘するほどだった。 なお、夫が法廷に現れると、浩子被告の目元はみるみる赤くなり、涙が溢れたのか、目元をハンカチで抑えていた。彼女の胸にあったのは、事件への悔恨の念か、それとも──。 ◆取材/高橋ユキ(ジャーナリスト)