久保は途中出場(C)Getty images

週末に開催された日本人選手が所属する海外サッカーの結果を振り返る。 ■プレミアリーグ ・冨安健洋（アーセナル） vs バーンリー｜フル出場 冨安はリーグ戦2試合連続で先発出場。右サイドバックとしてフル出場を果たし、3-1の勝利に貢献した。アーセナルは2試合ぶりの白星で3位に浮上している。 ・三笘薫（ブライトン） vs シェフィールド・ユナイテッド｜途中出場（45分IN） 後半スタート時から途中出場した三笘はドリブル突破で見せ場も作ったが、試合は1-1で終了。ブライトンはリーグ戦6試合未勝利となっている。 ・遠藤航（リヴァプール） vs ブレントフォード｜フル出場 遠藤がプレミアリーグ初のフル出場。激しいタックルでVARチェックの対象となる場面もあったが、カードは提示されず、3-0での勝利に貢献した。 ■EFLチャンピオンシップ ・中山雄太（ハダースフィールド） vs ハル｜フル出場 中山は4試合連続で先発と定位置を確保しているが、チームは0-1で敗戦。ハダースフィールドは4試合未勝利で21位に沈んでいる。 ・坂元達裕（コヴェントリー） vs ストーク｜途中出場（70分IN） 坂元は0-0で迎えた70分から途中出場したものの得点を生むことはできず。そのままスコアレスドローで試合が終了した。 ・三好康児（バーミンガム） vs サンダーランド｜先発出場（83分OUT） 2試合連続の先発となった三好は1点のビハインドだった30分、ボックス右の味方からのパスに合わせて同点弾をマーク。しかし、チームはその後に2失点を喫して5試合未勝利となった。 ■ラ・リーガ ・久保建英（レアル・ソシエダ） vs アルメリア｜途中出場（45分IN） 3試合ぶりにベンチスタートとなった久保だったが、スコアレスで折り返した後半から途中出場。久保が攻撃を活性化させる中で1点ずつを奪い合って迎えた終盤にソシエダがCKを獲得する。キッカーの久保から放たれたキックがきっかけで得た相手のハンドによるPKをカルロス・フェルナンデスが沈める。さらに95分にも久保のCKからマルティン・スビメンディがネットを揺らして3-1で勝利した。 ■セリエA ・鎌田大地（ラツィオ） vs ローマ｜途中出場（82分IN） 鎌田は6試合連続の途中出場を果たしたが、短いプレータイムの中で大勢に影響は与えられず。試合は0-0で終了した。 ■リーグアン ・南野拓実（モナコ） vs ル・アーヴル｜途中出場（66分IN） 南野を後半半ばから途中起用したモナコだったが、上位進出を目指すル・アーヴルとの一戦は0-0でフィニッシュ。連勝を逃したものの3位につけている。 ・伊東純也、中村敬斗（スタッド・ランス） vs PSG｜伊東：フル出場、中村：ベンチ外 絶対王者PSGとの一戦でも持ち前の攻撃性能からチャンスを作った伊東だったが、結果はキリアン・エンバペのハットトリックによって0-3で完敗。スタッド・ランスにとっては4試合ぶりの黒星となっている。 ■ベルギーリーグ ・松尾佑介（ウェステルロー）、岡崎慎司、橋岡大樹、伊藤涼太郎、山本理仁、小川諒也、藤田譲瑠チマ、シュミット・ダニエル、鈴木彩艶（シント=トロイデン） ウェステルロー｜松尾：途中出場（70分IN） シント=トロイデン｜鈴木：フル出場、伊藤：先発出場（79分OUT）、山本：途中出場（45分IN）、藤田：途中出場（79分IN）、岡崎：出場なし、橋岡、小川、シュミット：ベンチ外 異国の地で計5名の日本人選手がピッチに立った。両日本人選手は得点には関与しなかったが、打ち合いの末に3-3で試合を終えている。 ・町田浩樹（ユニオン・サン・ジロワーズ） vs コルトレイク｜フル出場 5試合連続の先発となった町田はクリーンシートに貢献。チームは3-0で完勝を収め、8連勝で首位を堅持している。 ・本間至恩（クルブ・ブルッヘ） vs セルクル・ブルッヘ｜ベンチ外 ・川辺駿（リエージュ） vs アントワープ｜フル出場 川辺は9試合連続で先発したものの0-6で大敗。3試合未勝利のリエージュは9位に下降した。 ・渡辺剛（ヘント） vs アンデルレヒト｜フル出場 アンデルレヒトとの上位対決でも渡辺は開幕からの連続先発を継続。3位ヘントと2位アンデルレヒトの勝ち点差は「1」のままとなっている。 ・三竿健斗（ルーヴェン） vs ヘンク｜フル出場 三竿は5試合連続で先発したがチームは1-3で敗戦。ルーヴェンは14位に沈んだ。 ・安部柊斗（RWDM） vs オイペン｜フル出場 安部は1-1で迎えた66分、右サイドからのクロスを味方がスルーしたところで冷静にトラップして左足でシュートを放ち、逆転弾をマーク。加入後初得点で3-1の勝利に貢献した。RWDMにとっても8試合ぶりの白星となっている。 ・森岡亮太（シャルルロワ） vs メヘレン｜先発出場（78分OUT） 森岡が2試合ぶりの先発となったシャルルロワだが、後半早々に1名の退場者を出したうえにPKから失点。そのまま0-1で敗れている。 ■ポルトガル・リーグ ・藤本寛也（ジウ・ヴィセンテ） vs リオ・アヴェ｜先発出場（81分OUT） 復調を遂げた藤本を3試合連続の先発としたジウ・ヴィセンテだが、1-1でドロー。4試合未勝利となった。 ・中村航輔（ポルティモネンセ） vs シャヴェス｜ベンチ外 ・小久保玲央ブライアン（ベンフィカ）、守田英正（スポルティング） ベンフィカ｜小久保：ベンチ外 スポルティング｜守田：先発出場（85分OUT） 状態が危ぶまれていた守田だったが、この首位攻防戦に先発出場。スポルティングは前半終盤に先制したものの後半早々に退場者を出し、後半ATにまさかの2失点。2-1で勝利したベンフィカに首位浮上を許した。 ・渡井理己（ボアヴィスタ） vs ファレンセ｜先発出場（56分OUT） 渡井を3試合連続で先発起用したボアヴィスタだったが、試合には1-3で敗戦。6試合未勝利の3連敗を喫した。 ・相馬勇紀（カーザ・ピア） vs エストリウ｜先発出場（80分OUT） 日本代表復帰も果たした相馬は3試合連続の先発となったが、試合には0-4で完敗している。 ・行友翔哉（ファマリカン） vs ヴィゼラ｜ベンチ外 ■ブンデスリーガ ・福井太智（バイエルン） vs ハイデンハイム｜ベンチ外 ・浅野拓磨（ボーフム） vs ケルン｜先発出場（82分OUT） 浅野が開幕から続く連続先発を継続したもののこの試合では得点を決めることができず、1-1でドロー決着。ボーフムは3試合無敗としている。 ・板倉滉（ボルシアMG） vs ヴォルフスブルク｜ベンチ外 ・伊藤洋輝、原口元気（シュトゥットガルト） vs ドルトムント｜伊藤：フル出場、原口：出場なし 引き続き伊藤を先発起用したシュトゥットガルトは2-1でドルトムントを撃破。3試合ぶりの白星を飾っている。 ・長谷部誠（フランクフルト） vs ブレーメン｜出場なし ・堂安律（フライブルク） vs ライプツィヒ｜途中出場（81分IN） フライブルクは1-3となった直後に堂安を投入したもののそのまま敗戦。3試合未勝利となった。 ・奥川雅也（アウクスブルク） vs ホッフェンハイム｜出場なし ■スコティッシュ・プレミアシップ ・古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、小林 友希、岩田 智輝（セルティック） vs アバディーン｜古橋：先発出場（52分OUT）、岩田：途中出場（81分IN）、前田、旗手、小林：ベンチ外 日本人唯一の先発となった古橋は16分にマット・オライリーのクロスに合わせて追加点をマーク。しかし後半早々の52分、相手選手から後頭部へ危険な頭突きを受けて途中交代を余儀なくされた。チームは6-0の快勝を収めたものの、古橋は11月の日本代表を不参加となっている。 ・小田裕太郎、田川亨介（ハーツ） vs マザーウェル｜小田、田川：出場なし ■エールディヴィジ ・長田澪（フォレンダム）、斉藤光毅（ロッテルダム） フォレンダム｜長田：フル出場 ロッテルダム｜斉藤：ベンチ外 GK長田を守護神に定めるフォレンダムだが、この日は1-4で完敗。3試合未勝利となった。 ・上田綺世（フェイエノールト）、菅原由勢（アルクマール） フェイエノールト｜上田：途中出場（66分IN） アルクマール｜菅原：フル出場 上位同士の日本人対決はフェイエノールトに軍配。上田は1-0でリードした後の66分から途中出場し、勝利に貢献した。フェイエノールトが2位に浮上した一方、アルクマールは4位に後退している。 ・佐野航大、小川航基、ファン・ウェルメスケルケン際（NECナイメヘン） vs トゥヴェンテ｜小川：先発出場（88分OUT）、ファン：途中出場（65分IN）、佐野：出場なし 前節2得点をマークした小川は2試合連続の先発となったもののこの日はネットを揺らせず。試合は打ち合いの末、3-3で終了した。