『ロード・オブ・ザ・リング』新作アニメ映画、ビジュアル公開!「攻殻機動隊」神山健治が監督、実写3部作につながる
神山監督を支えるプロデューサーは、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作全ての脚本を手掛けたフィリッパ・ボウエン。原作では無名なヘラを主人公として膨らませたことついて、「彼女をスーパーヒーローもののウォリアープリンセス・タイプにはしたくなかった。もっとリアルな人間にしたかった。彼女は母親がいないのでシングルファーザーのもとで育ち、その父王が自分を深く愛しているのはよくわかっている。戦士である父に育てられたから自分自身もおてんばなところがあります。ところが、そうやって愛されているにもかかわらず、ほかの男兄弟のようには見てもらえない。自由であったとはいえ、王国の姫の伝統的役割である、誰かと婚姻するという道しか与えられなかったわけですから。そして、私の人生を誰かが決めていることに気づき始めます。自分は、父や武将たちのローハンをかけた戦いのひとつのコマになるんだと気づき始めるんです」とリアルなキャラクター像を目指したと語っている。
アニメーション制作は『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』やアニメ「ULTRAMAN」などで知られる Studio Sola Entertainment が担当。同社のジョセフ・チョウがプロデューサーに名を連ねている。12月全国劇場公開。(編集部・倉本拓弥)