野球プレミア12優勝、台湾各紙が1面トップで報道 決勝で破った日本「尊敬できる」の声も
【台北=西見由章】台湾の主要各紙は25日付で、野球の国際大会「プレミア12」の決勝で台湾代表が日本を破り初優勝した快挙を1面トップで伝えた。テレビ各局も大きく報じており、台湾代表の応援スローガン「チーム・タイワン」フィーバーが起きている。 【写真】優勝セレモニーで喜びを爆発させる台湾ナイン 有力紙の自由時報は「この優勝の喜びは、すべての台湾の野球ファンと野球人のものだ」という曽豪駒監督の言葉を伝えた。1面全てを初優勝の記事にあてた聯合報は「負けても(勝ち上がっただけで)光栄だ、と自分を慰める必要はもうない」と言及し、これまで手が届かなかった優勝の喜びをかみしめた。 また同紙電子版は、日本人ファンが試合に敗れながらも台湾代表の強さをたたえていたことを紹介。「日本は尊敬できるライバルだ」などと多くの台湾人ネットユーザーから日本の「品格」を称賛する声が上がったことを伝えた。 頼清徳総統は、25日夜に台湾代表が凱旋(がいせん)のため搭乗する航空機をF16V戦闘機で出迎え、エスコートするよう指示。26日午後には台北で「英雄大パレード」が開かれる。