ロックやアートなどのサブカルチャーの要素を、うま～く落とし込んだアイテム作りに定評がある〈ヒステリックグラマー〉。ここで紹介するのは、レトロな雰囲気が新鮮なポロニット。ご覧のとおり、前からも後ろからも洒落感をアピールできる粋なアイテム！

［ヒステリックグラマー］ HYSTERIC GLAMOUR

前から見ても、後ろから見ても印象的な〈ヒステリックグラマー〉のポロニット！

先日、雑誌『サファリ』創刊20周年を記念した〈ヒステリックグラマー〉と〈ヴァンズ〉のコラボスニーカーが発売されたが、限定数があっという間に完売となった。そのスニーカーとは、〈ヴァンズ〉の人気モデル“オールドスクール”に、〈ヒステリックグラマー〉のアイコンのひとつである“SEE NO EVIL”を落とし込んだ逸品。独自のスタイルを持つ両雄が、ガッチリと手を組んで完成した渾身のスニーカーだけに、この売れ行きには納得。『サファリ』としても、いい記念になりました！ で、〈ヒステリックグラマー〉といえば、上質な素材選びやヴィンテージを意識した加工などで定評があり、1960年代、’70年代のロックやアートなどのサブカルチャーの要素を取り入れたアイテムが得意。ウエアに込められたメッセージ性でも注目され、人気を集めているけれど、春夏の新作の中から、粋なメッセージを刺繍したアイテムを見つけたので紹介したい。 それは、フロントでも目を引く、バックでも目を引く、あざやかなニットポロ。まずはフロントの説明から。ガーター編みと袋編みでできている特徴的なストライプは、よく見ると立体的になっていて、この凝った作りにこだわりが見える。なんといってもインパクトのある絶妙な配色が目を奪う。 後ろ身頃に目を移すと、“Stay Sick”とある。これは刺繍でできていて、ボウリングシャツ風でとてもユニーク！　Sickとは、文字どおり病気という意味もあるけれど、スラングでは“最高”“ヤバイ”“格好いい”などの意味で使われることが多く、“Stay Sick”で、ハイな気持ちを継続させるような意味合いを込めてデザインされたそう。 これなら、フロントでもバックでも主張できる。こんなヴィンテージ感あふれるアイテムで、春の着こなしを華やかに演出してみては？

胸にワンポイントで入ったサークルガールの刺繍で、さりげなく〈ヒステリックグラマー〉をアピール。背面はポップな書体の“Stay Sick”の刺繍でインパクト出し。サークルガールは背面でも存在感を放っている。春のデニムスタイルなどに是非、取り入れて！　各3万3000円（以上ヒステリックグラマー） ※雑誌『Safari』6月号より