御嶽海関と力士12人が稽古に汗 出羽海部屋の木曽合宿始まる 長野県木曽郡木曽町
大相撲・御嶽海関(長野県木曽郡上松町出身)が所属する出羽海部屋の合宿が27日、木曽町新開の木曽町相撲場で3日間の日程で始まった。今回で3回目となる「木曽合宿」の初日は、御嶽海関を含む力士13人が朝から汗を流した。四股を踏む音や体がぶつかり合う音、威勢のいい掛け声が屋内相撲場に響いていた。 午前8時ごろから始まった朝稽古は関係者のみに公開され、約20人が見学した。出羽海部屋付きの高崎龍水親方(48)=元幕内金開山=が見守る中、力士たちは四股やすり足といった相撲の基礎となる稽古を何度も重ねた。 御嶽海関は自分の稽古の傍ら、若手力士に目を配って助言をしており、稽古の終盤には胸を出した。「押せ、押せ」などとハッパをかけ、砂まみれになりながら全力で当たってくる若手を受け止めていた。 稽古を終えた御嶽海関は、屋内相撲場近くに新設された町総合トレーニングセンターの竣工(しゅんこう)式に出席した。土俵開きの神事の後には「こけら落とし」として、出羽海部屋のほかの力士とともに完成したばかりの土俵を使って、地元小学生・高校生が合同で稽古をした。
市民タイムス