尼崎市役所＝尼崎市東七松町１

　兵庫県尼崎市は１５日、国民健康保険に関係する４１世帯分の書類が所在不明となり、県警尼崎南署に盗難届を提出したと発表した。運転免許証のコピーなど個人情報が含まれていた。 【写真】尼崎のＵＳＢ紛失で謝罪 　同市によると、所在不明になっているのは「国民健康保険料納付書等送付先変更届」など。職員がファイルにとじて机の上に置き、９月１２日午後５時半に退勤し、４連休した後の１７日午前８時４５分に出勤した際、なくなっていることに気付いたという。執務室は市役所１階の受付カウンター奥にあった。 　市は盗難の疑いもあるとして１０月７日に同署に届け出るとともに、４１世帯に連絡。現時点で漏えいによる被害は確認されていないという。市は１１日、改めて全４１世帯におわびの文書を送付した。 　市では個人情報を含む書類は施錠できる場所に保管していたが、徹底できていなかったといい、再発防止に向け業務終了後の確認を厳格化するとともにデジタル化に向けた検討も進める。（広畑千春）