サントリーHDなど13社が出展 中国供給網博 関西財界訪中団、米中貿易摩擦に懸念も
【北京=井上浩平】中国・北京を訪れている関西財界訪中団は26日、中国を中心とした産業サプライチェーン(供給網)の構築に向けた展示会「中国国際供給網促進博覧会」に参加した。関西財界は対中関係を重視してきたが、トランプ次期米大統領の就任に伴い、今後は米中の貿易摩擦激化が予想され、過度の中国依存に懸念もある。 同博覧会の開幕式で韓正国家副主席が「中国は消費、所得、都市化が拡大し、世界で最も潜在力を維持する市場であり、新たなチャンスを作っていく」と表明。中国と各企業の「相互利益」を強調しながら、サプライチェーンへの参加を呼び掛けた。 会場には内外の600社以上が集まり、日本からもサントリーホールディングス(HD)など13社が出展。自社製品や環境への配慮などサプライチェーンに貢献できる強みをアピールした。