ジム・キャリー、2年ぶりの映画出演は「お金が必要だから」 引退宣言を撤回
映画『エース・ベンチュラ』シリーズでブレイク、キャメロン・ディアスと共演した『マスク』でコメディ俳優としての人気を確立したジム・キャリー。『トゥルーマン・ショー』などシリアスな映画にも出演、バラエティに富んだ作品で活躍していたが2022年に引退宣言。それ以来、出演作が途絶えていた。その彼が久しぶりに映画に出演した。どうやら切羽詰まった事情があるもよう。
今週初めに開催された映画『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』のプレミアに出席したキャリー。この作品はセガの同名ゲームを原案とした「ソニック」シリーズの第3弾。キャリーは2022年に公開されたシリーズ第2弾『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』のプレミアでレポーターに向かって「もし天使がゴールドのインクで書かれた脚本を持ってきて重要な作品になると言ってくれたらこの先も俳優を続けるかも。でも今僕は休みを取っている」「静かな生活が欲しいんだ」とコメント。「かなり真剣に」ハリウッドからの引退を考えていると話していた。その後、彼はこの言葉を行動に移したのか、それ以来新作に出演していなかった。
今回のプレミアで2年前の引退宣言について聞かれると、ジムは「このシリーズの世界に戻ってきた理由は、まず天才を演じることができるから」と説明。シリーズで演じているマッドサイエンティスト役が気に入っていることをアピールした。続けて「あとはたくさん買い物をしたから、正直言ってお金が必要なんだ」。
ジムはその後、この「お金」発言は冗談だったと釈明している。しかし新聞「デイリーメール」はジムが最近、ブレントウッドに所有していた邸宅を売却したという情報を入手。経済的に困っているからではないかと匂わせている。ジムは昨年2月に家を売りに出したが難航、売却価格を1,000万ドル(約15.5億円)大幅値下げ。1,980万ドル(約30億円)にしてようやく買い手がついたと同紙は報じている。とはいえ、1994年にジムがこの物件を買ったときの価格は380万ドル(約5.8億円)だったので、かなりの利益を上げたことになる。
ちなみにジムは今回のレッドカーペットで『マスク』や2000年のクリスマス映画『グリンチ』の続編にも乗り気だと語っていた。本当にお金に困っているのかどうかはさておき、本気で復帰を考えているのは間違いなさそう。かつての人気と勢いを取り戻せるのか、注目が集まっている。