身長で決まる?「中国の子供料金」謎すぎるルール。交通機関やレジャー施設での不思議な決まり
それまで120センチ以下の子どもは無料、120センチを超えて150センチ以下は子ども料金(大人の半額)、150センチを超えると大人料金と定められていたが、2023年1月以降、6歳未満は無料、6歳以上14歳未満は子ども料金。14歳以上は大人料金に切り替わった。 中国の鉄道当局によると、子どもの体格がよくなり、従来の基準だと大人料金を払わないといけない小学生が増えたことと、鉄道の乗車券購入が完全実名制になり、乗客の年齢が把握しやすくなったことから、見直しに至ったという。
納得しがたかったルールがやっと変更され、「やっぱり日本のやり方のほうがグローバルスタンダードだよね」と1人どや顔をしているわけだが、10歳になってもチケットを買うことなく、心持ち身をかがめながら鉄道や観光地の入場ゲートを通り過ぎていたソウの姿を思い出すと、日本以上に高身長の男性がもてる中国で、小さいことのメリットが1つなくなってしまったんだなと、ちょっと寂しくも感じる。
浦上 早苗 :経済ジャーナリスト