【大谷翔平と一問一答】サンドバル緊急降板後に古巣エ軍野手陣が集まるマウンドに駆け寄った理由は?
◇インターリーグ ドジャース2―3エンゼルス(2024年6月21日 ロサンゼルス) 【写真】試合後、取材に応じるドジャース・大谷(撮影・柳原 直之) ドジャースの大谷翔平投手(29)は21日(日本時間22日)、本拠での古巣エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で2戦連発とするリーグ単独トップの今季22号先制2ランを放った。連続試合打点は自己最長を更新する6に伸ばした。第4打席でも二塁への内野安打を放ち、今季30度目のマルチ安打をマークした。しかし、チームはタイブレークに突入した延長10回に決勝点を奪われ、同じロサンゼルスに本拠を置くチーム同士の「フリーウエーシリーズ」初戦に敗れた。エンゼルスはドジャース戦の連敗を10で止めた。 大谷の一問一答は以下の通り。 ――エンゼルスと公式戦初対決を終えて。 「こちら側のホームだったので、そこまで気にすることはなかった。エンゼルスタジアムにいけばまた違うのかなと思います」 ――前腕の張りを訴えて緊急降板した元同僚の左腕サンドバルについて。 「僕の打席は結構力んでいる印象だった。最終的に残念な結果になってしまった。あまりひどくないケガであることを願っているし、早く戻ってくることを祈っています」 ――打順が1番になって好調の理由は? 「そこまで大きく変わることはないです。1打席目は少し違いはありますけど、打順というよりは前後のバッターが誰かというのが一番大事かなと思います」 ――数カ月ドジャースの一員になって結果を残せているのは? 「チームとして長期を見据えてしっかり取り組んでいる印象がある。選手もそれを理解しつつ、目の前の試合も勝ち抜かないといけないのでそこら辺のバランスの違いはありますけど、基本手にはやることは変わらないので自分のやることをしっかりやりたいと思います」 ――ある意味、これまでと違う楽しみや緊張は? 「今は一応首位にいるので、大きく違ってくるのは後半戦からかと思う。まずそこまで自分たちの野球ができれば、そこから先は僕にとって経験したことのないところなので。そこは楽しみにしたいと思います」 ――日曜日から好調の理由は? 「まず構えが安定しているのと、しっかりストライクゾーンを把握できていることじゃないかと。結果的にそれが甘い球をヒッティングすることにつながっているのかなと思います」 ――4月はヒットが出ていたがそこまで感覚は良くないと話していたが、今は感覚が一致している? 「最近は打つべくして打てている。感覚的に4月、5月より全然いいんじゃないかと思います」 ――この日の22号先制2ランの感触は? 「今日も(手応えは)良かったです。打った瞬間入ると思った。先制点をしっかりいい形を取れたのは良かったと思います」 ――本塁打はカーブ2球の後の真っすぐだったが、あの打席での待ち方は? 「いい時はそこまで大きく張らなくてもある程度カバーできる範囲が広いので、あまり何も考えずに自分のやることだけをやっておけばいい。4月、5月みたいに自分の思い通りの感覚が出ないときは工夫しなければいけないこともある。そういうところを使ってなるべく確率を上げていくことが大事だと思います」 ――最近左投手から本塁打を打っている印象だが。 「あまり右、左は考えていないので、一番は構えの段階でボールの軌道が出るような構えでしっかり構えることが大事だと思っている。そこさえできていれば右も左も関係ないと思います」 ――サンドバルが降板した後にオハピー選手に話しかけたと思うが、サンドバルの様子を知りたかった? 「いや、オハピーに呼ばれたので行きました」 ――そのオハピーに8回は二盗を狙って刺されたが、元同僚が活躍しているのはうれしい? 「いいスローイングでしたし、いいタッチプレーもあった。個人的には正しいプロセスを踏んで盗塁にいっている。あそこはセーフになるのが一番ですけど、正しいプロセスを踏むことが大事。あのプレーを完成させた向こうの2人が素晴らしかったと思います」