箱根駅伝 山崎、堂々の山下り 早大6区目標タイム上回る
早大6区で区間5位の好走を見せた栃木県出身の山崎一吹(2年、学法石川高出身・写真)は目標タイムを45秒ほど上回る58分45秒で箱根の山を駆け下った。「想定よりも速く走れたので良かった」と手応えを得ていた。 スピードを恐れない度胸を買われ、下りのスペシャリストとして坂で鍛えてきた。2年前に6区区間賞に輝いた駒大の伊藤蒼唯(3年)に13キロ地点の大平台で一度抜かされたが、背後について粘りを見せた。ラスト3キロの平地で離されたが、三大駅伝初出場ながら堂々の走りを見せた。 昨年夏まで貧血に苦しみ、思うように練習を積めなかった。筋力トレーニングを重ねて体質が改善し、秋から走り込めるようになった。「年間通して練習できるようになってタイムを伸ばし、次も6区で勝負したい」と意気軒高だった。