【ボートレース】金子龍斗がデビュー初白星「父に早く知らせたい」父は往年の名レーサー龍介さん
◆第53回飛龍賞競走(4月5日、ボートレース住之江・5日目) 兵庫支部133期生で2023年11月デビューの金子龍斗が、68走目でうれしい初勝利を果たした。この日の第1Rで6コースからまくり差して1着。3連単配当は住之江歴代3位の39万2370円、2連単が同2位の24万7720円と超レアな「ダブル10万円舟券」も演出し、「(中へこみで)展開がめちゃくちゃ良かったのですが、エンジンも4日目に良くなっていましたから」と好仕上がりも勝因に挙げた。 一方、果敢なレース運びも光った。スタートタイミングのコンマ11は文句なしのトップスタート。1マークはインの雑賀勇貴、2コースの吉村誠の間を気合のまくり差しで突き抜けた。2Mで内を突いて来た吉村の抵抗も退けて待望の初白星をゲット。「2Mは2番(吉村)が来て緊張しました。正直(1着を)取れる気がしなかったですが、やっと水神祭ですね」と、喜びや驚きなど様々な感情が交錯したのか、レース後も体の震えが止まらなかった。 父は元ボートレーサーでG1覇者(2006年下関周年)でもある金子龍介さん。「師匠(高野哲史)や先輩方もですが、父に早く知らせたい」とうれしい報告ができる喜びをかみしめていた。
報知新聞社