アユの友釣り解禁 太公望が釣り糸垂れる 天竜川水系【長野県】
長野県下伊那漁業協同組合管内(下島保徳組合長)の天竜川水系で1日、アユの友釣りが解禁された。前日までの雨による増水で初日はお預けとなったものの、週明けには待ちわびた太公望たちが釣り糸を垂れた。 漁協は、4~5月に支流を含めて約3・9トンの稚魚を放流。5月28日に予定していた試験採捕は雨天で中止となったが、「支流は昨年より放流量を増やしたので期待できる」(下島組合長)とする。 4日、飯田松川の新飯田橋近くでは数人の釣り人が岸に立っていた。仲間2人と午前9時頃からあたりを待った飯田市座光寺の男性(75)は「水が冷たいのか今のところ(釣果は)ゼロ。引きがあったときの感覚が好きなので、飯田下伊那全域と岐阜県に足を延ばしたい」と話していた。 飯田松川と阿智川などではアユのルアー釣りも解禁した。下島組合長は「上流のダムの放流によって、急な増水があるので気をつけながら楽しんでほしい」と呼び掛け、「おすすめは飯田松川と売木川、和合川、和知野川、阿智川」と話した。 問い合わせは同漁協(電話0265・23・0327)へ。