十日えびすで商売繁盛 鹿児島で紅白餅配る「七福神パレード」も
「十日えびす」が10日、各地であった。鹿児島市宇宿3の鹿児島戎(えびす)神明神社(塩満勇人宮司)でも「年の初めのえべっさん、商売繁盛、ササもってこい」の掛け声が響く中、福ザサを求め、三三七拍子で1年の幸を祈ってもらう参拝客が詰めかけた。 【写真まとめ】商店街を練り歩く「七福神パレード」 同神社は文政年間の創建と伝わる。漁業の守り神から、商売繁盛、福徳円満の神として信仰されるようになったという。 この日は宇宿商店街振興組合のメンバーがふんする「七福神パレード」も。近くの店先で紅白の餅を配りながら福を分け与えた。同組合の河井達志理事長(72)は「一帯の人口も増え、御利益を感じています」。 参拝に来た宝飾店経営の岩切香奈美さん(47)は「蛇のようにうねりながらも少しずつ商売も前進する1年でありたい」と話していた。【梅山崇】