「お父さん死んじゃうよ」父 藤岡弘、のバーベル上げ300回を止めたことも 次女・天翔天音が語る藤岡家のルール「武道の稽古と家族会議は今も継続中」
天翔さん:小さい頃から気をつけてもらっていたのは、ありがたかったなと今では思います。
■武道の稽古中の父は「波動が変わる」 ── きょうだい全員、武道を習うそうですね。 天翔さん:中学生くらいから、仕事の合間に、月に数回父が武道を教えてくれます。空手と、杖術という杖を使った武術を今でも頑張っています。武道を教えるときの父はガラリと雰囲気が変わって、真剣なのですごく怖くて。武道をする父は、オーラといいますか、波動が変わるんです。お稽古では絶対にふざけられないですし、気持ちを切り替えて、精神を統一させて挑んでいます。武道をするうえでは、集中力が一番大切なことのように思います。
でも普段の父は本当に優しいお父さんという感じで。お料理をしていたり、一緒にキャンプに行ったりするときは笑顔で優しい雰囲気ですね。すごくメリハリがあります。 ── ご家族はどんな存在ですか。 天翔さん:私たち家族は本当に仲が良くて、なんでも言い合えます。「こんなことがあったよ」という何げない日常の話をしたり、悩みや相談事についても話したりしますね。家族は常に心から助けてくれますし、いいアドバイスもくれるんです。特に父は今まで自分が経験してきた実体験をもとに親身になって話を聞いてくれますし、私にとって家族はすべての原点です。
── きょうだいが多いと、小さい頃は特に賑やかで楽しそうですね。 天翔さん:4人は珍しいねとよく言われてきました。家の中でも常に必ず誰かがいるので、動物園のようにうるさかったと思います。大きくなってからは、映画やショッピングもきょうだいで一緒に行きます。姉と過ごすことが一番多いですが、兄とも行きますし、妹とも。人数が多い分、いろいろな組み合わせがあります。 ── 仲が良いイメージがありますが、ケンカはするのですか。
天翔さん:すごく、くだならいことなんですけど…。例えば「今日はこれを頑張ったから、あとで食べよう!」と思って買ってきたものを先に誰かに食べられてしまって、よくなくなっているんです。楽しみにしていたものがないとすごくショックで。これでいつもプチ喧嘩です。 ── ケンカの原因がかわいすぎます!何日も口を聞かないなんてことはなさそうですね。 天翔さん:ちょっと言い争うくらいですね。 ── 仕事でも家庭でも家族一緒のことが多いですが、反抗期のようなものはありませんでしたか。