青森県でご当地グルメ「黒石やきそば」の焼きそばパンが大ヒット
青森県で、青森県黒石市のご当地グルメ「黒石やきそば」を挟んだ焼きそばパンが期間限定で発売され、発売から1カ月で5万個を売り上げるヒット商品となっている。黒石やきそばの職人でもあるミュージシャンが、パーソナリティーを務める青森放送(RAB)のラジオ番組で発案したのがきっかけで実現した。 9月1日から期間限定で青森県内で発売されているのは、「鉄マンの黒石やきそばパン」。東京と青森で活動するロックバンド「元祖津軽衆ロック ホイドーズ」のリーダー・鉄マンさんが、ラジオ番組の放送で「黒石焼きそばを挟んだやきそばパンが食べたい」と話したところ、地元の惣菜製造「幸福の寿し本舗」(青森県青森市)が聞きつけ、商品が企画された。 商品は、黒石市で黒石やきそば職人としても働く鉄マンさんが監修。「(黒石やきそばの特徴である)太くて平たい麺と、濃い味付けのソースが再現されるようにこだわった」という。黒石やきそばは黒石市のご当地グルメとして有名で、黒石やきそばに「つゆ」をかけてうどんのようにして食べる「黒石つゆやきそば」は、10月3日と4日に青森県十和田市で開かれる「B-1グランプリin十和田」にも出展される。 「小さい頃から食べていた黒石やきそばを再現した」と商品の出来に自信をみせる鉄マンさん。黒石市の観光大使も務めており、「地域に密着し、青森から文化を全国に発信しようと日々活動している。ぜひ青森に来てほしい」と全国の人々へアピールした。 「黒石やきそばパン」は1個税込み140円。10月31日まで、「工藤パン」から青森県内で発売されている。 (中野宏一/THE EAST TIMES)