【早出し】庄内の小麦、黄金色の畑 鶴岡・羽黒地域で利用促進や生産拡大へ見学会
庄内産小麦の利用促進や生産者の拡大を図ろうと、山形大農学部などでつくる「庄内スマート・テロワール構築協議会」は17日、鶴岡市羽黒地域で小麦畑の見学会を開いた。地元の飲食店関係者や農家ら約90人が黄金色の畑を見て回り、生産現場に理解を深めた。 地域内循環型農村経済圏の構築を目指す庄内スマート・テロワール事業の一環。協力農家4人が約15ヘクタールで小麦を栽培しており、今回は石井光明さん(45)=同市添川=のほ場を見学した。石井さんは春先の高温で生育は例年より10日ほど早く、今月下旬から収穫が始まると説明。防除の取り組みも紹介し「庄内産小麦は香りが良いと言われている」と特長を語った。 参加したフランス料理店「レヴェイヨン」(同市)の菅原徹オーナーシェフは「庄内産小麦のパンも販売している。地元産にこだわり、今後も使っていきたい」と話していた。見学会は4年目で、今年は交流会も開催した。