旧国鉄の廃線跡にある竹「たけちよ」 観光スポットのシンボルが「世代交代」 新たな命に引き継がれる 鳥取県倉吉市
日本海テレビ
観光スポットのシンボルが新たな命に引き継がれました。鳥取県倉吉市にある旧国鉄の廃線跡にある竹。枯れていることが分かったため6月21日、伐採され新たな竹へと、シンボルの「世代交代」が行われました。 倉吉市関金にある旧国鉄・倉吉線の廃線跡。竹林の中を通るレールには空へとまっすぐ伸びる竹があり写真映えすると年間1万人の観光客が訪れる人気スポットですがー? 三ツ國陽介 記者 「廃線のレールの真ん中に立つ竹ですが茶色く変色し、上にいくと大きく曲がっているのがわかります」 2007年に廃線がウォーキングコースとして整備されたときにはすでにあったというこちらの竹。20年から25年とされる寿命が近づいたため枯れたとみられています。 そのためー。 倉吉観光MICE協会 塩川修 営業マネージャー 「ちょっと枯れてしまってヒビも 入っている、いつ倒壊の恐れがあるかもわからないので残念ながらこれから伐採をする」 倒壊の恐れがあることから21日伐採に踏み切ったのです。2022年にも1本枯れていたためレールに生えた3本の竹のうち2本を伐採するという危機的状況でしたがー。 倉吉観光MICE協会 塩川修 営業マネージャー 「偶然見つけたものですからはじめは半信半疑だったが、それがタケノコと分かった瞬間はうれしくてたまりませんでした」 今年4月に枯れた竹の10メートルほど先に生えたタケノコを発見。その後順調に育ち2か月で15メートルまで成長しました。 そして21日、養生を外し正式に廃線のシンボルとしてその役割を引き継ぐことに。 訪れた観光客はー? 兵庫県からの観光客 「本当に竹ってまっすぐ伸びるんだね」 Q.まだ2か月くらいですが? 兵庫県からの観光客 「えっ!ここまで?すごい。きれいですね」 大阪府からに観光客 「インスタで見つけてすごくきれいで一回見てみたいと思って。ずっと記憶に残りそう」 地元の児童が名付けた「たけちよ」という愛称も決まり無事に世代交代を終えた廃線のシンボル。今後もその幻想的な風景とともに観光客を待ち続けます。
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