琵琶湖で初心者に50アップを釣らせる方法
今、一番簡単に釣れる釣り方をまずは伝授する
まず、琵琶湖・北湖東岸の有望なスポットを回っていくことにした。釣り初心者の独学ではなかなか到達できない、水深3~10mくらいにあるオダなど。そこに集まるモロコ、ハス、それを狙って回遊してくるバスを釣ろうという作戦だ。 北上し始めて3つ目のスポット、ここはまずまず有望な映り方をしている。 望月「この火柱のように縦に伸びたのがモロコの群れで、その周りで粒状にキラキラしているのがハス、モロコの下にいる大きい影がバスです」 青砥「うへー、すごいですね。こんなにいるんですか…」 とりあえず、スピニングタックルでサイコロダウンショットリグを投げる練習からスタート。有望スポットの真逆にキャストしてもらう。 望月「ルアーではなく、シンカーを投げる意識でキャストしてくださいね」 青砥「こうですか?」 ピシュッ…。 あまり飛んではいないが、悪くない。ただ、着水した方角がまあまあ横にズレているので、そのあたりも練習してもらった。 望月「ルアーが着水したら糸フケを取って、リールから糸を出しすぎないように出して、沈めていってください」 フォール時にラインをリールからダルダルに引き出しすぎてしまうと、風や湖流でラインがフケてしまってルアーアクションに支障が出てしまうのだ。 望月「糸が止まったら、こんな感じでロッドを2回鋭く振って、何秒か止めてください。それの繰り返しです。簡単でしょ?」 こんな感じで説明をされても普通はなかなか難しいものだが、青砥さんは筋がよく、それほど口酸っぱく言わずとも悪くない動きができていた。しかし、この日はなぜか食わない。サイコロといえど、バスにイカサマがバレてきたのだろうか…。
なんと、まさか…本当に50アップが釣れてしまった!
青砥「なんか釣れました! バスですか? え、これがハス?」 望月「50アップのバスは少なくともその12倍は引きますよ」 そんな適当な会話をしつつ、いくつかのポイントを回っていく。 昼を過ぎた頃、ついに青砥さんのロッドが満月のように曲がっている!よっしゃ! 青砥「めっちゃ重いです。これ魚なんですか?」 望月「それがバスです!巻いて、巻いて!いや、強引に巻き過ぎ!」 グリグリとやや一気巻きしすぎな感はあったが、ドラグが利いているので大して問題なし。そのうちにバスが姿を表し…まあまあデカいぞ…語り部が構えたネットに収まった。測ってみると…これがなんとジャスト50cm!やった! 青砥「チョンチョンってやった直後にアタリが来ましたね。サイコーです!」