中国輸入停止で販路をなくした“ホタテ”を給食に…北海道→佐賀に無償提供、町名に同じ漢字のある雄武町から武雄市へ
中国による日本の水産物の輸入停止で大きな影響を受けているのが北海道産のホタテです。販路を失ったホタテが、北海道の町と交流を続ける佐賀県武雄市に無償で提供され小学校の給食で振舞われました。 【写真で見る】友好都市の武雄市に1トンのホタテが寄付 北海道産のホタテ
“同じ漢字”が縁で1986年から交流
佐賀県武雄市の御船が丘小学校の給食に30日登場した「ホタテのみそチーズ焼き」。使われているホタテは北海道雄武町から無償で提供されました。北海道の北東部に位置する雄武町と武雄市は、同じ漢字を使っていることが縁で1986年から交流を続けています。
販路失ったホタテを町が買い取る
オホーツク海に面する雄武町では、ホタテ漁が盛んです。しかし、原発の処理水の海洋放出を受けて中国が日本の水産物の輸入を停止した影響で多くの漁業者が販路を失いました。そのため町がホタテを買い取り、イベントで販売したり自治体に無償で配布したりしています。
1トンのホタテが寄付された
今回は、友好都市の武雄市に1トンのホタテが寄付され、市内の小中学校でホタテを使った給食が提供されます。 児童: 「料理されていても、ホタテ本来の味がついていて、とてもおいしかったです」 「チーズやお汁と相性が良くてとてもおいしかったです。雄武町の皆さんありがとうございます」 御船が丘小学校ではこれから3月にかけてホタテのフライやグラタンなどを提供していく予定です。