「SHOGUN 将軍」穂志もえか、涙の旅立ちから世界の“藤様”へ 即興演技がミーム化「予想外でした」
“藤様”ブームはこれだけにとどまらず、第6話「うたかたの女たち」では藤がお茶を飲む一瞬の仕草にも大きな反響が寄せられ、海外では藤のミームも誕生した。穂志曰く、あの一瞬の演技はセットの小道具を活用しての即興演技だったという。「特に指示もなかったのですが、用意してあったお茶碗は使えるなと思って、タイミングを見て飲んでいました。私自身も、あそこがミームになっていたことは予想外でした(笑)」
穂志のSNSには海外からのコメントも増え、外国人のフォロワーも急増した。「国別でフォロワー数を見ると、アメリカが2位に急上昇していて、『SHOGUN 将軍』がアメリカで話題になっているのは、そういったところで感じたりします。また、『次のエピソードに藤は出ないのかい?』『君の役は死なないよね?』と藤の安否を尋ねる声もたくさん届きました」 海外での長期生活を経験した穂志は、「精神的に自信を持たせてくれるような機会がたくさんあったので、本当に感謝しています。みなさんから、前向きになれる言葉をシャワーのように浴びていましたし、真田さんとの出会いも本当に大きかったです」と改めて感謝の気持ちを述べる。
「SHOGUN 将軍」での穂志の演技は、海外で高く評価されており、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞のノミネート予想では、助演女優賞の有力候補として名前が挙がっている。もちろん、海外での挑戦についても「難しいことではありますが、機会があればぜひ挑戦したいです。そのためにできることを頑張っています」と前向きだ。
穂志の俳優人生に大きな影響を与えた「SHOGUN 将軍」。「いろいろなテーマが詰まっている、すごく壮大な作品だと思います。東洋と西洋のコラボレーションがいろんな表現で散見されると思うので、そこにしかない美しさなどを楽しんでいただけたら、本当に本望だなと思います」とアピールしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
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