僕らがつらい目に遭ってるのが好きな人、お楽しみあれ マユリカが語る“なかよし手錠生活”
マユリカの初単独冠特番「マユリカの東京友錠生活」が、日活のCS放送「映画・チャンネルNECO」で12月28日(土)に放送される。マユリカに収録の感想と、大阪から上京してから1年半ほど経った現在の手応えなどを聞いた。 【写真】手錠をしたまま寝床につくマユリカ この番組は、3歳からの幼馴染で30年以上の時間を共に過ごしてきたマユリカが、友錠(ゆうじょう)と呼ばれるリング(=手錠)で繋がれたまま一軒家で共同生活するというもの。番組が用意した“なかよしメーター”をMAXの100に到達させるため、さまざまなミッションに挑戦しながら“究極のコンビ愛”を見つける。 ■ マユリカ コメント ──まずは、冠特番の話を受けてどう思いましたか? 中谷:90分僕らだけというのは地上波だったらあり得ない尺と企画だと思うので、それはうれしかったです。ただ、「100kmマラソン走る」とかだったら聞いただけでしんどそうですけど、今回の企画の大変さはなかなか観ている人に伝わらない気がするんですよね。その歯がゆさはあります(笑)。 ──阪本さんは。 阪本:単純にありがたいなって感じでしたけど……。内容が、24時間で5、6本のロケをしたくらいのしんどさがありました。いろんなことをさせてもらったので。 中谷:あまりにも過酷でしたね(笑)。精神的にも、肉体的にも。単純に長いし、ずっと撮られているのでキツかったです。 ──気合いが入った特番なのだろうと思ったのですが、収録中の様子を拝見したところ、阪本さんはメガネでしたね。 阪本:いやいや、深い意味はないですよ? 「メガネのとき手抜いてる」説ありますけど、あれは都市伝説ですから。 中谷:モグライダー芝さんが言い出した説なんですけど、僕も正直わからないです(笑)。それで言ったら今もメガネですしね。 阪本:まあまあまあ、メガネでいかせてもらいました。 ──特に印象的だった場面は? 中谷:基本的に各ミッションはやれば終わりなんですけど、最後に披露する「ピアノ」だけは常に宿題として頭の片隅にあって。合間合間で練習していて、普通に難しくて大変でした。もちろん繋がれたまま練習しますから、めっちゃ窮屈で! 阪本:僕は、寝る前です。中谷が酒飲んで号泣したのには驚きました。 中谷:お酒を飲んだら(涙腺が)ガバガバになってしまって(笑)。それがどう映ってるのか、ちょっと楽しみです。 ──中谷さんは寝るときにいつも(睡眠時の無呼吸を防止するための)CPAPをされているんですよね? 中谷:はい。今回もしてます。自分のためもありますし、つけないといびきがすごいことになるので、横で寝てる人のためにも。それはもうこの企画が決まったときにまず持っていかなアカンなと思いました。 ──漫才の立ち位置の並びで手錠を付けていますよね。つまり、中谷さんが利き手である右手に手錠をかけられていることになりました。阪本さんよりも大変だったのでは? 阪本:いやいやいや、逆です! 料理するにもボウリングするにも、利き手が使える僕がやらなしゃあないんですよ。それがけっこうしんどかったです。 ──中谷さんはお任せする部分が多かった? 中谷:意外とそういう意味では楽な部分は多かったですね。器用にやってくれるなあと思う場面はいっぱいあったので、そこは助かりました。 ──ちなみに、漫才の立ち位置はどうやって決めたんですか? 中谷:最初逆やったんですけど、NSCの講師の人に「ボケはこっち側に立つ人多いけどな」と言われて、そうなんやと思って直したと思います。 ──「なかよし」がポイントになってくる番組です。芸人に「なかよし」は大事だと思いますか? 阪本:「どっちでも」じゃないですか? 仲良くないとキツいな、ということでもない気がしますけど。 中谷:「仕事以外のことをしゃべるのはしんどいわ」という人だと今回の企画はできないかもしれないです(笑)。 ──お二人が大阪から上京して1年半が経ちました。思い描いていた東京ライフは送れていますか? 中谷:ある種、想像通りだったかもしれないです。大阪のときは仕事で会う人って限られていたんですが、今は行く先々で違う人と会うし、そういう広がり方は思っていた通りになっています。悪い意味じゃないですが、想定外だったのは、車を買ったこと。そんなふうになるとはまったく思っていなかったので。 阪本:いい意味で、思ってもないことにはなってます。「家賃払えへんくらいのことになるかもな」とか不安もあったけど、こんな単独特番をやらせてもらったりとか、お仕事いただけているのはありがたい。 ──自由を奪われる企画でしたが、自由に何をやってもいい番組だったら何をしたいですか? 阪本:絶対しんどいんですけど、人生で1回やってみたいのが「サバイバル」。無人島に自分の寝床を自分で作って、火を起こして、釣った魚食うとか。そういうYouTubeばっかり観ているので、1回でいいからやってみたいなと思ってます。絶対しんどいんですけど。怖いものみたさというか、やってみたさもあります。 中谷:僕は、相方が嫌がると思うんですけど「スカイダイビング」。やってみたいけどプライベートではやらないじゃないですか。そんなんは、ロケの1個の工程に組み込んでほしいです。 阪本:スカイダイビングは普通にマネージャー通じてはっきり断りますけどね、僕は。 ──お二人とも自由にやれる番組でも負担が大きそうな企画をやりたいんですね。では最後に読者にメッセージを。 中谷:僕らだけで90分なんて尺のものってほかにないので、一番僕らを濃く摂取できると思います! しんどかった分、ぜひ楽しんでほしいです。 阪本:ラジオとかもそうですけど、僕らを好いてくれている人ってたぶん、見下して楽しんでくれてると思うので、そういう意味ではぴったりな企画じゃないでしょうか。「こいつら何してんねん」っていう。つらい目に遭ってるのが好きな人は楽しめると思います。 ■ マユリカの東京友錠生活 映画・チャンネルNECO 2024年12月28日(土)23:00~24:30 (c)映画・チャンネルNECO