地域が誇る名桜見に来て 「桜めぐり手ぬぐい」新発売 片桐屋【長野県飯田市】
祭り用品などを販売する片桐屋呉服店(長野県飯田市通り町)は「南信州桜めぐり手ぬぐい」を製作し、販売を開始した。飯田下伊那地域の名桜を見に来てもらおうと初めて企画し、2種類、計6色を製作。名称を記して名桜をPRし、位置が分かるはがきも同封している。 飯伊に数多くある一本桜を知り、多くの人に訪れてもらおうと、春の到来に合わせて製作した。丘の上を中心とした「旧市内」と広域の「南信州」の2種類を用意し、「安富桜」「麻績の里舞台桜」などそれぞれ12本ずつ桜の名称を記している。 色は南信州の春をイメージし、旧市内バージョンには若草、古代紫、白磁の3色、南信州バージョンには霞、薄桜、今様の3色を用意した。実際に記した桜の場所へ訪れてもらえるよう、位置情報を書いたインビテーションはがきも同封している。 また、手ぬぐいをのれんやタペストリーにできる器具も自社開発した。壁に掛けてインテリアとして飾ることができる。 各色100本、計600本を製作。価格は1本税込み1000円で、簡単タペストリー器具は1個880円。同店とJR飯田駅前の一茶堂土産店で販売し、手ぬぐいののぼりが目印になっている。新たな販売委託先も受け付けている。 本田守彦代表は「網羅できていない桜もあるため、再度製作を予定しており、地域の桜情報を寄せてほしい」とし、「素晴らしい南信州の桜を見に訪れてもらえる一助になれば。同封はがきで県外の知り合いに桜便りを送ってほしい」と呼び掛けている。 問い合わせは同店(電話0265・22・0889)へ。