太田忍は元谷友貴へリベンジを誓う

　9月29日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『RIZIN.48』で［RIZIN MMAルール：5分 3R（61.0kg）］で対戦する五輪レスリング銀メダリスト太田忍（THE BLACK BELT JAPAN）と、元DEEPフライ＆バンタム級王者・元谷友貴（アメリカン・トップチーム）の試合前インタビューが27日行われ、両名が意気込みを語った。 　22年7月の『RIZIN.37』で対戦した2人。太田がMMA転向後2勝1敗で挑み、3Rを通して果敢にタックルで攻めるも、経験で勝る元谷が打撃や絞め技を使い、試合を終始コントロール。結果は判定3-0で元谷の勝利となった。 【RIZIN】太田忍”武器が増えた”リベンジ誓う、元谷友貴は”アメリカ修行”で成長 　太田は元谷戦の後、RIZIN、Bellatorで6戦5勝。会見でも「前回はタックルぐらいしか使える技はなかったけど、今は元谷選手を極められる技は2、3個増えている」と成長を語り、「確実に太田忍の方が強いに決まっている」といつもの強気な姿勢を見せた。また同大会で行われるバンタム級タイトルマッチについて「誰が見ても次期挑戦者は太田忍だって思ってもらえるように仕事ができれば」と圧倒勝利を宣言した。 　一方の元谷も昨年からATT（アメリカントップチーム）に移籍。今回はセコンドには堀口恭司がつく。会見では太田のレスリングのパワーに警戒をしつつも「ATTではダニー・サバテロとかレスラーとよくスパーをしてきた」と対策に抜かりはない。また「全体的な能力を上げてきた。下になるようなピンチの状態になって、削られていてもそこから盛り返せる練習をしてきた」と話し、太田の得意な状況からでも有利に運べると自信を見せる。 　お互いが成長して、2年2ヶ月ぶりの再戦。経験を積み武器を増やした太田か、アメリカ修行で生まれた新たな元谷か。今大会で決まるバンタム級新王者への挑戦に近づくのは果たしてどちらか。