クラシックカーが50台 三重県内名所巡り、明和の斎宮歴博などへ
津市の愛好家ら伊勢市まで
三重県内の観光地などをクラシックカーで巡る「クラシックカーカフェ2024『大人のくるま旅 in三重』」が14日午前9時から、津市の県庁から伊勢市までの約100キロのコースで開かれた。 津市内のクラシックカー愛好家でつくる同実行委(樋口潤代表)が初めて企画した。これまで津市内で活動してきたが、熊野古道世界遺産登録20周年PR事業の一環として、結成9年目にして県内に舞台を広げた。 この日はジャガーXK120(1954年式)やオースチン7(1936同)、ポルシェ356B(1962同)などをはじめ、トヨタスポーツ800(1965同)、ホンダS800クーペ(1966同)など約50台が県内外から参加した。 この日は県庁を午前9時にスタートし、高田本山専修寺(津市)、高野尾花街道朝津味(同)、松阪市役所、斎宮歴史博物館(多気郡明和町竹川)、外宮前(伊勢市)を経て、伊勢シーパラダイス(同)までを駆け巡った。 斎宮歴史博物館には午前11時40分頃から、続々とクラシックカーが駐車場に到着。大勢のファンがカメラを向けたり、ドライバーを取り巻いて車談義で盛り上がっていた。参加者の一人は「機械仕掛けが特徴のクラシックカーには、現在の電子制御の車には見られないシンプルな美しさがある」などと話した。 樋口代表(44)は「行く先々で人と触れ合うことが目的。交通ルールとマナーを守り、丁寧に大切に車を乗っている大人の姿を目の当たりにすることは、きっと子供たちにとっても良いはず」と話した。