フォロワー数1万人以上の「万垢」を22アカウントつくったSNS運用企業が明かす「フォロワーの増やし方」
SNSに力を入れたら、新卒エントリー数が4年で8倍に
SNS利用者は年々増加傾向にあり、総務省の「ICTサービス及びコンテンツ・アプリケーションサービス市場の動向」によると、2028年には世界のソーシャルメディア利用者数が60億3,000万人に達すると予想されている。 【写真】異色の採用アカウント「ユイカとヒロシ」に学ぶ「ショート動画」活用法 近年では、就職活動を行う学生がSNSで企業の情報を検索する傾向が高まっており、企業もInstagramやTikTokアカウントを開設することが増えている。しかし、利用者の増加に伴い、フォロワーの獲得、アカウントの成長が難しくなっている現状もある。 その中でも、当社はSNSに早くから着手し多くのフォロワーを獲得したことで、新卒のエントリー数は4年で8倍へ、中途においては48倍へと効果が出ている。更に、SNSを開始し会社の知名度が上がったことでサービスへの問い合わせは14倍になっており、売上は約7倍になるなど好影響を出し続けている。 当社の代表的なSNSアカウントには Instagram:「株式会社リソースクリエイション」(@rc.group0401) TikTok:「ユイカとヒロシ」(@yuika.hiroshi) があるが、それらを含む22の自社アカウントでそれぞれ1万人以上のフォロワーを獲得した経験を元に、SNSでフォロワーを増やす方法を解説していく。
TikTokで「おすすめに載る」には
フォロワーを増やすためには、各SNSの特徴や機能を知り、最大限活用することが一つのカギとなる。 今回はInstagramとTikTokに焦点を当て基本的な特徴から豆知識まで一挙にご紹介していく。 ■Instagram Instagramには画像が投稿できる「フィード機能」、24時間限定で公開される「ストーリーズ機能」、ショート動画を投稿できる「リール機能」の大きく3つの機能がある。 多くのユーザーがフィードやストーリーズの使用に偏りがちだが、新規ユーザーへのリーチはリール投稿が最も効果的となっている。 またInstagramには「アカウントパワー」という言葉が存在する。投稿をし続けることによってアカウントパワーが溜まり、おすすめに表示されやすくなる。つまり最初は再生数が少なくても毎日投稿を続けることで万を超える再生数を生み出すことができるのだ。 ■TikTok TikTokでは、おすすめから動画を視聴するユーザーが圧倒的に多く、そこからフォローへとアクションを起こすため「おすすめに載ること」が非常に重要となる。では、どのようにしておすすめに載るのか。 1つは運営側の方針や動向を把握することである。運営からのお知らせは通常、「システム通知」を通じて送られてくるので、これを定期的に確認すると良い。常にアルゴリズムは変更されていくが、現在TikTok側が推奨していることは「長尺動画」や「写真投稿」とされている。 もう1つ豆知識をお伝えするならば、コメント欄で議論が生まれると動画の再生回数が増えるということだ。キャプションに質問を記入したり、コメントへ誘導するための言葉を動画の最後に持ってきたりといった工夫が効果的だ。この点については、後ほど事例もあげて詳しく説明する。