【バレー】つくばユナイテッドSun GAIAが関東ブロックではVリーグ勢唯一のファイナルラウンドへ 中央大、早稲田大、東海大も出場決定 天皇杯関東ブロックラウンド
早稲田大 苦戦しながらも黒鷲旗のリベンジ
秋季リーグは最終戦の前に優勝を決めた早稲田大。しかし今回、初戦の日本体大戦ではジュースの末に第1セットを奪われる展開となる。「相手のブロックに苦しめられた」とミドルブロッカーの菅原啓。それでも「後衛の選手がレシーブしやすいようにまっすぐブロックを跳んだ」とディフェンス面をより意識した。第2セットを奪い返すと、さらに第3セット終盤には菅原がブロックとスパイクで得点し、勝利を手にした。続くBグループ代表決定戦では、今年の黒鷲旗で惜敗した富士通カワサキレッドスピリッツと対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セット、3年生セッターの前田凌吾キャプテンが、ラリー中に相手ブロックをミドルブロッカーに意識させて両サイドで決めきる攻撃を組み立て、リベンジを果たした。 「夏合宿で自信を深めた」と菅原。3年生以下の選手がスタメンに名を連ねる早稲田大が秋季リーグ戦を制した勢いそのままに、全日本インカレとファイナルラウンドに挑む。
東海大 粘り強いバレーでチーム状態は良好
東京ヴェルディに勝利したあと、前の試合で関東1部の筑波大を倒した同2部の山梨学院大を倒し、ファイナルラウンドへの出場権を獲得した。「ボールが落ちなくなった。泥くさくバレーするのが今のチームの強み」とセッターの當麻理人。攻撃力の高さに加え、粘り強さが身についたという。當麻自身もディフェンスに意識を置いて練習に励んでいる。身長200㎝のミドルブロッカー川野史童とのコンビも武器となり、チームの状態は良好だ。 「秋季リーグ戦では(10月27日に行われる明治大との)最終戦に勝利し、2位を死守して全日本インカレとファイナルラウンドにいいかたちで臨みたい」と當麻。全日本インカレで優勝を成し遂げ、ファイナルラウンドでも躍進できるか。 【各グループ代表決定戦試合結果】 Aグループ代表決定戦 中央大 2(25-23,22-25,25-18)1 埼玉アザレア Bグループ代表決定戦 早稲田大 2(27-25,21-25,25-18)1 富士通カワサキレッドスピリッツ Cグループ代表決定戦 東海大 2(25-17,25-19)0 山梨学院大 Dグループ代表決定戦 つくばユナイテッドSun GAIA 2(25-22,27-25)0 順天堂大
月刊バレーボール