世界が驚愕したテスラのサイバートラック、待望の納車開始。圧倒的動力性能と外部給電機能初搭載も注目点
テスラ初の外部給電機能を搭載、他モデルに波及か
日本の道路事情では非現実的とも思えるサイズだが、日本人が注目しておくべきはテスラ車として初めてV2LやV2H機能を搭載してきたところだろう。テスラは自社の展開する蓄電池(パワーウォールなど)やソーラーパネル事業などとの兼ね合いもあるのか、すでにNACS充電プラグには外部給電に対応する仕様は盛り込まれていたものの、実際には搭載していなかった。 V2Lは、車内と荷台にそれぞれ120V/ACコンセントを2つずつ合計4カ所設置され、さらに荷台には最大出力9.6kW・240V/ACコンセントも搭載されている。つまり、ほかのEVへの充電(V2V)も可能なのだ。V2H機能もついに搭載してきた。テスラのウォールコネクター(普通充電器)とパワーウォール(蓄電池)を介して自宅への給電が可能になったのだ。 V2L、V2Hとも、これから搭載車種は拡大していく可能性は高い。となれば、CHAdeMO(チャデモ)の優位性がどこまで保たれるかに注目しておく必要がありそうだ。なにかと話題の多い久々の新型車投入だが、これからもテスラがEV業界を刺激し続けることは間違いなさそうだ。