「金メダルをもぎ取ってきたい」U-23日本代表DF木村誠二がパリ五輪へ覚悟。怪我でアメリカ遠征招集外も信じていたメンバー入り
「アメリカに行けなかったのはすごく痛かったけど...」
U-23日本代表は現地7月16日、パリ五輪に向けてフランス・マルセイユでトレーニングを実施。練習後、DF木村誠二(サガン鳥栖)が大舞台へ挑む覚悟を語った。 【PHOTO】試合前日に全選手で新ユニホームで記念撮影!フランス戦に向けトレーニングを行ったU-23日本代表! 木村は4月に行なわれたU-23アジアカップで5試合に出場し、CBとして守備で奮闘しただけでなく、得意のヘディングで2ゴール。パリ五輪出場権獲得とアジア制覇に大きく貢献した。 しかしその後、クラブに戻ってから内転筋を痛めてしまい、パリ五輪前最後の活動となった6月のアメリカ遠征では招集外となった。 「アメリカに行けなかったのはすごく痛かったけど、結果的には逆にあそこよりももっと遅いタイミングで怪我していたらオリンピックもきつかったと思いますし、まだ良かったと思います」 しっかりと怪我を直し、Jリーグの中断明けからチームの鮮烈に復帰。U-23日本代表のアメリカ遠征には参加できなかったが、五輪メンバー入りを目ざして、鳥栖での1試合1試合に集中した。 「アメリカ遠征に行ったメンバーが確定じゃないのはもちろん分かっていた。しっかり試合出たらまた見てもらえるとは思ってましたし、今までもずっと、怪我してた人とか、試合で機会をもらえてなかったけど出始めた人とか、そういった人が代表でチャンスもらえてる場面もたくさん見てきたので、ちゃんとやってれば見てくれると信じて準備していました」 そして7月3日、大岩剛監督が読み上げたメンバーの中に木村の名前があった。登録メンバーは18人のみ。この場所を目ざして届かなかった多くの選手の思いも背負って、木村は戦い抜くつもりだ。 「いざ全員集まった時に18人って少ない。今まで代表に貢献してきた人たちがいるなかで、こうして最後に残れたのはすごく嬉しいことですけど、今回、怪我とか移籍とかで呼ばれなかった人たちのためにも、やっぱりオリンピックなんで、日本国民みんな応援してくれると思いますし、そういう人たちのためにもしっかり全力で戦って、金メダルをもぎ取ってきたいと思います」 パリ五輪の初戦・U-23パラグアイ代表戦は、日本時間24日の26時キックオフ予定だ。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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