史上初“新幹線プロレス”なぜ?――最高「2 万 5000 円」も30分で完売 変わる新幹線…誕生日パーティー、生鮮食品の輸送も
18日、走行している新幹線のぞみ号の車内でプロレスラーが戦い、乗客を沸かせました。これはJR東海が始めた車両の貸し切りサービスの 1 つで、これまでに多彩な企画が実現。JR東日本でも新たなサービスが始まっています。背景には何があるのでしょうか?
■沸く乗客…目の前でプロレスの格闘が
有働由美子キャスター 「18日、東京から名古屋に向かう新幹線のぞみ号。本物のプロレスラーが、走行中の車内で戦っています。間近で見ている乗客の皆さんも沸いています」 「その名も『新幹線プロレス』。この言葉は SNS などに基づくトレンドランキングで1位になるほど注目されました。これはJR東海が始めた、新幹線の車両の貸し切りサービスの1つとして行われました。それにしても、なぜプロレスなのでしょうか?」
■「プロレスをやりたい」の思いで実現
小野高弘・日本テレビ解説委員 「『新幹線でプロレスをやってみたい』という、プロレス興行団体の方の思い1つです。旅行会社を通じてJR東海に申し込み、実現しました」 「16両目を貸し切って行われました。一般販売されたチケットは75席で、値段は東京~名古屋間で1万7700円~2万5000円です。それが販売開始30分ほどで売り切れたそうです」 有働キャスター 「ファンはこの近さで見られるレアケースですから、買いたくなりますよね」
■申し込みは80件以上…34件が実現
小野委員 「新幹線プロレスだけではなく、他にもいろいろなことができます。モニターを置いて企業の商談を行ったり、学生が乗務員の制服を着て体験するイベントを開いたり。車内を自由にカスタムした貸し切り旅行や、誕生日パーティーを実施したこともあります」 有働キャスター 「阪神の“アレ”の日のファンの集いをやったら即完売ですよ」 小野委員 「(車両の)貸し切りサービスの申し込みは2か月前までです。大きな声では言えませんが、阪神の優勝のように先の見えないものはなかなか難しいと思います」 有働キャスター 「(優勝は)だいぶ読めていましたけど、2か月は確かに…」 小野委員 「気になる値段について、1車両の座席の数は最大100席あり、その全てを買うよりも結果的には安くなるということです。これまでに80件以上の申し込みがあり、現時点で34件が実現しているそうです」