伊藤沙莉、朝ドラ「虎に翼」主人公・寅子演じた後の性格の変化告白「簡単なところから始まっていけばいい」
【モデルプレス=2024/09/19】女優の伊藤沙莉が、18日放送のNHK総合『虎に翼×米津玄師 スペシャル』(よる7時57分~)に出演。NHK連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)で主人公の寅子を演じたことによる変化を明かした。 【写真】朝ドラ「虎に翼」主演&主題歌アーティストの貴重な2ショット ◆伊藤沙莉、寅子を演じての変化は? この日は同ドラマに主題歌「さよーならまたいつか!」を提供しているアーティストの米津玄師と、対談した実際に使用された日比谷公園のセットを背景に対談を行った伊藤。米津から「もう撮影は終えてらっしゃったんですか」と尋ねられると、「はい、全部終えました」と笑顔を見せた。同時に「毎朝米津さんの曲を聞く朝はまだ続いてるから、なんか寂しいけど、まだ終わってないっていう気持ち」とも付け加えた。 猪爪寅子というひとりの女性法律家の生涯を演じた伊藤だが、米津からの「この人生を体験し終えてみて、それ以前と以降で何か大きく変わることとかあったりしましたか」という質問には「ありました」と返答。「私もすごく気にしいというか、うじうじ考えるタイプの人間なんですけど…」と、自身と「いろんな可能性を全てすくいあげたくなってしまう」と寅子とは共通する部分があると感じたのだという。同ドラマで寅子という主人公を演じたことで「自分の正義をすごく疑うようになった」と自身の変化を告白。また「考えてる時はすごく苦しかったりとか逃げ出したくなるんですけど、そこに立ち止まってることが意外と心地良かったりもして。明確に答えを出さないっていう方が自分が定まらなくていいのかなって」と自身が「うじうじ考えるタイプ」だからこその長所も見つけることができたと振り返った。 「すごい目線がずっと優しいドラマではあると思っていて。誰のことも否定しないというか、そういう簡単なところから始まっていけばいい」と同ドラマを経て改めて感じるようになったという伊藤。「全てを全部1つに『これ』っていうのは難しいけど、今の現代にもすごい通じることがたくさん描かれているから、そこは見ている人がいろんな気持ちになったらいいって思ったし、いろんな人に伝わったり届いたりしてたらいいなって思ってます」と27日に迫る最終回までへの思いも口にした。 ◆米津玄師、伊藤沙莉は「本当に尊敬に値する」 米津も同ドラマについて「すごい稀有なドラマだなってやっぱり思います」と称賛。登場人物たちが自らも何らかの痛みを抱えながらも「社会構造から弾かれてしまった人」を見つめ支え続けていく同ドラマで、「それを演じ続けてきたっていうのはすごいことだなって」「本当に尊敬に値するなっていうふうに思います」と伊藤へ言葉を送っていた。(modelpress編集部) 情報:NHK総合 【Not Sponsored 記事】
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