【NFL】QBワトソンは3月から投げ始めるとブラウンズGMベリー
5人の異なるクオーターバック(QB)が少なくとも1試合に先発したという波乱万丈のシーズンを終え、クリーブランド・ブラウンズではデプスチャートのトップに位置するパサーに再び焦点が戻ってきた。2023年シーズン第9週にシーズン終了となる肩関節窩(かたかんせつか)を骨折して以来、デショーン・ワトソンの名前がニュースに出てくることはなかった。残り10週間の展開を見る限り、名前が出るのは7月に入ってからだったかもしれない。
しかし、カレンダーが3月に近づくにつれて、ワトソンは再び注目の的となっている。ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーは現地27日(火)に、2億3,000万ドル(約346億1,971万円)の契約を持つワトソンに関する前向きなニュースを、喜びと共に伝えた。何カ月にもわたる回復とリハビリを経て、ワトソンは3月から投げ始める予定だという。
ベリーGMは「彼はリハビリと回復に全力を尽くしてきた」と言い、こうつけ加えている。
「彼は本当にいい状態にある。春が来て、彼を再びフィールドに戻せるのが待ち遠しい。本当にいい方向に進んでいるし、それが続くのを見るのが本当に楽しみだ」
特に投球側の肩を負傷したことを考えると、このニュースはワトソンがフィールドに戻る道のりにおける重要なチェックポイントになる。また、これはブラウンズにとっても励みになる兆しだ。2023年にワトソン抜きでなんとか勝ち星を稼いだブラウンズだが、2024年にはワトソンが中心人物にならない限り、プレーオフ進出を再び望むことは難しいだろう。
2023年の大半を欠場したもう1人のスター選手、ランニングバック(RB)ニック・チャッブについては、ベリーGMはあまり明確な回答を示さなかった。チャッブは次の2つの理由からトレードのうわさが上がっている。1つは高いキャップ額(2024年は1,582万5,000ドル/約23億8,147万円)と、もう1つは昨年にシーズン終了を告げる膝のケガを負ったという健康状態に関する懸念だ。