食事デートで気を付けたいマナー1位は?「した方が良いこと」女性2位なのに男性は10位以下の圏外
飲食店でのデートで「した方が良いこと」「しない方が良いこと」は? 気になる相手との食事の場面では、店選びから注文の仕方、食べ方、会話の内容、代金の支払いに至るまで、失望されてしまうような振る舞いは是が非でも避けたいものです。ところが、飲食店デートのマナーについて、多くの女性が「した方が良い」と考えているにもかかわらず、男性はそう捉えておらず、男女で致命的な感覚のズレがあることが、リクルート(東京都千代田区)の調査で明らかになりました。 【ランキング】デートで「マナーだと思うこと」「した方が良いと思うこと」TOP10 外食市場に関する同社の調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が3月中旬、全国の20~60代を対象に、インターネットで飲食店デートに関するアンケートを実施。男性517人、女性518人の計1035人から回答を得て、男女それぞれ1位から10位までのランキング形式で結果を発表しました。
食事デートのマナー男女ともに1位は?
飲食店デートでの行為について、「マナーだと思う」「した方が良いと思う」の項目を集計した結果、男女ともに「極力スマホをいじらない」(男性79.3%、女性90.2%)が2位以下に大差をつけてトップになりました。 このほかにも、「男性がドアを開けてあげる」(男性62.5%、女性39.2%)、「ドリンクの減り具合を見て次に何を頼むか聞く」(男性59.2%、女性43.2%)、「男性が店員を呼ぶ、注文をする」(男性59.0%、女性38.0%)などが、男女ともに上位にランクインしました。 ほとんどの項目で男女の感覚が一致した一方、女性で2位の「食べたものの感想を言う」は男性ではランキングに入らず、食事中に「した方が良いこと」の感覚で男女にズレが生じました。 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日――。2人で食事をしている場面でおいしさを共感できる喜びは、歌人の俵万智さんも詠んでいます。テレビのグルメ番組でもタレントが“食レポ”に苦労しているシーンが見られるように、盛り付けや香り、食感、味わいなどを伝える努力が男性には求められそうです。 アンケートを実施した「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員の田中直樹さんは、「男性よりも女性の方が『マナーだと思う』『した方が良いと思う』の数値が高かったのは、『スマホをいじらない』『感想を相手に言う』のコミュニケーションに関する2項目だけでした。女性は『女性への気遣い』よりも『コミュニケーションをとること』こそ、大切なデートのマナーだと考えているようです」と分析しています。 (読売新聞メディア局 鈴木幸大)