時津署は２４日、長崎県西彼時津町の２０代会社員男性が副業名目で約２８万円をだまし取られる交流サイト（ＳＮＳ）型詐欺事件があったと発表した。 　同署によると、男性は３月３０日、中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」に表示された「１日１０分の稼げる副業」の広告をクリック。「高須美佳」と名乗る人物から、ＬＩＮＥ（ライン）で動画をスクリーンショットして投稿する副業を紹介され、実際に報酬が支払われた。 　その後、インストールさせられたチャットアプリで、入金額に応じて報酬がもらえるとする副業が紹介され、指定された口座に３万円を入金。すると「確認したらお金がなかった」「送金ミスを取り返すためには９万円が必要」などのメッセージが届き、同日から４月１５日までの間、５回にわたり計約２８万円を振り込んだ。不審に思った男性が同署に被害届を出した。