ナンニ・モレッティのさまざまな表情が 『チネチッタで会いましょう』本予告公開
11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されるナンニ・モレッティ監督最新作『チネチッタで会いましょう』の本予告が公開された。 【写真】カトリーヌ・ドヌーヴ主演 『ベルナデット』場面写真 本作は、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの3大映画祭を制し、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に8作品連続で選出されている『ローマ法王の休日』のモレッティ監督最新作。時代の変化についていけずに痛い目にあった映画監督が失意の後に大切なことに気づいていく。 モレッティ自身が、製作、脚本、出演も兼ね、共演にはモレッティ作品の常連俳優マルゲリータ・ブイや、俳優であり監督のマチュー・アマルリックらが名を連ねている。撮影は90年余の歴史を持つヨーロッパ最大の撮影スタジオであるチネチッタ撮影所で行われ、音楽はフェリーニの音楽を手がけていたニーノ・ロータの弟子フランコ・ピエルサンティが担当した。 公開された本予告は、ベテラン映画監督ジョヴァンニ(ナンニ・モレッティ)が、撮影所チネチッタで新作を撮影している様子から始まる。長年仕事を共にしてきたプロデューサーの妻やフランス人の出資者、出演者、スタッフなどに囲まれ「万歳!」とシャンパンで乾杯するジョヴァンニ。すべてはうまくいっているはずだった。しかし、政治的な映画を恋愛映画だと主張する主演女優を皮切りに、妻には別れを切り出され、フランス人出資者は警察に連行されてしまう。「順調だと思っていたのは自分だけ!?」と気づき始めたジョヴァンニが奮闘する姿が、アレサ・フランクリンの楽曲「シンク」に乗せて描き出される。 また、本作の公開を記念して、伊勢丹新宿店で9月18日から9月24日に開催されるイタリアフェア期間中に、抽選で本作の特別試写会に招待されるコラボレーション企画が実施される。
リアルサウンド編集部