「僕以外の世界も持って欲しい」元テレ東・福田典子「彼最優先」の過去も 交際8年で結婚した夫に「ゴミ捨て」でモヤっとしたこと
最近は、さすがに忙しく、自分時間の確保が難しくなってきています。それでも「この日はちょっと出かけたいんだけど」「じゃあ、夜は自分が子どものお世話を見るね」とバトンタッチしながら、お互いのひとり時間を尊重するというルールができていますね。
■感情的になってしまったときに ── お互いを尊重されている様子が伝わります。夫婦ケンカをすることはありますか? 福田さん:昔はよくありました。というより、私が感情的になってしまい、建設的な話し合いができていなかったんです。逆に夫は、冷静に話し合って同じことが二度と起きないように解決したいタイプ。私がプリプリ怒っていると「なぜそのように感じたのか、どうしてその選択をしたのか」を冷静に聞いてくるんです。すると「これって自分のなかで物事を勝手に複雑化させているだけで、実はシンプルなことで怒っていたんだな」と気づいたり、「この気持ちをどう伝えればわかってもらえるのだろう」と考えるきっかけに。そうしたやりとりを重ねるうちに、感情的にならずに自分の気持ちを言語化することができるようになりました。
── 怒りの原因を言語化することで、感情のコントロールができるようになったわけですね。いろんな場面で役立ちそうです。 福田さん:もちろん日常の些細なことでぶつかることは、今でもしょっちゅうあります。先日、夫がゴミ捨てをした後、空いたゴミ箱にゴミ袋がかかっていなかったんです。「ゴミ袋をかけるところまでがゴミ捨てじゃないの?」と夫に言ったら「家じゅうのゴミを回収してまとめるところまでやっているのだから、最後のゴミ袋ぐらい、気づいたほうがかければよくない?」と返されて。一瞬モヤッとしましたが、確かに言う通りだなと。自分のなかの「常識」を相手に押しつけてはいけないなと思い直しました。お互いが「当たり前」を主張しだすと、ぶつかってしまうだけだから、じゃあどうすればいいかをすり合わせて、そのつどふたりのルールを決めていくことが大事だなと改めて感じましたね。