ドジャース山本由伸が5失点も心配なし?韓国メディアが注目「守備次第で防御率が変わる」
まさかの5失点だった。 ドジャースの山本由伸は現地時間3月6日(日本時間7日)、ホワイトソックスとのオープン戦に先発登板。1回裏にいきなり3失点を喫する苦しい立ち上がりになると、3回裏にも2失点。3回6安打5失点で降板した。 【動画】強打者セミエンから奪った初三振! 山本由伸の快投をチェック 1点を先制して迎えた1回裏。ヒットと2つの四球で1死満塁のピンチを招くと、犠牲フライと打ち取った当たりの遊ゴロがセーフになり逆転。続くデヨングの当たりは自身の腰付近に当たり内野安打。不運な当たりが重なり、厳しい立ち上がりとなる。 味方が同点に追いついた2回は、先頭打者に四球を与えたものの後続を断って無失点。しかし、3回には2本の内野安打で1死一・二塁のピンチを招くと、デヨングの三塁線への打球をマンシーがバウンドを合わせられず後逸。記録は2点タイムリー二塁打となったが、味方のまずい守備に足を引っ張られて3-5と逆転を許した。 3回を投げて58球、被安打6、奪三振4、与四球3、失点5という内容で降板した山本。球審の際どい判定、味方の守備を考えると、我慢が続く厳しい登板となった。 山本の投球内容を韓国メディア『Ilgan Sports』は、「遊撃手のラックスと三塁手のマンシーは守備に不安を抱える選手。2人の守備力次第で、(山本の)シーズン防御率が変わる可能性を示した試合だった」と、前向きに報じている。 実戦初登板となった29日のレンジャース戦では、2回無失点と好投していた山本。この日の登板で防御率が0.00から9.00に跳ね上がったが、過度な心配は無用なようだ。 メジャーの投手では最高額となる12年総額3億2500万ドルでドジャースに移籍し、大谷翔平とともに注目を浴びる山本。メジャーの洗礼を受けた形となったが、公式戦ではなくオープン戦だったということは不幸中の幸い。次回登板にも期待がかかる。 試合は、大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオの活躍もあり、12-9でドジャースが勝利。山本の苦しい投球を洗い流す強力な援護劇をみせた。開幕後も山本を後押ししてくれる、頼もしい打線となりそうだ。 開幕まで残り2週間を切った。日本で圧倒的な成績を残した山本が、ここからどれだけ修正してくるか注目だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]