桜島フェリー 1時間半運航見合わせ 油漏れで橋が動かず 鹿児島市
鹿児島テレビ
24日午前、鹿児島港の桜島フェリーターミナルで、人や車がフェリーに乗り込むための橋が動かなくなりました。このため桜島フェリーは1時間半あまり、運航を見合わせる事態となりました。 正午前の鹿児島港の桜島フェリーターミナルです。多くの乗客が不安そうな表情で過ごしています。 鹿児島市船舶局によりますと、24日午前10時45分ごろ、桜島フェリーに乗船する際に、人や車が通行する橋が動かなくなったということです。 庄村奈津美記者 「海に漂う油。こちらの可動橋の油圧栓から油が漏れ、一時運航できなくなりました」 橋が動かなくなったのは油圧ポンプ系のオイル漏れが原因で、桜島フェリーは午前11時の便から運航を見合わせました。 船舶局では予備の油圧ポンプを使用することに。 「12時30分を目安に復旧の予定です」 約1時間半後に運航が再開されました。この予期せぬトレブルに乗客からは。 桜島フェリーの利用客 「魚釣りに行く予定で、こんなこと初めてです。仕方がないですよ」 「(復旧して)よかったですね。夜までかかったらどうしようかと思った。」 現場の近くには、かごしま水族館のイルカ水路がありますが、整備中だったため特に影響はなく、油が流入しないように船舶局もオイルフェンスを張って対応したということです。 その後の船舶局の調査で油漏れの原因は、配管のオイルフィルターの強度不足だったことがわかったということです。 この橋の故障により、欠航12便、約1400人に影響があったということです。 鹿児島市船舶局では機器の点検を徹底し、再発防止につとめたいとしています。
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