アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われ、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を受賞しました。 視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督は受賞の瞬間、両手をあげて喜びを爆発させ、「私たちがここに立っている。誰にでもチャンスがあることの証明ですよね？」などと話しました。 最も優れた視覚効果を用いた作品に与えられる視覚効果賞は、これまで「スター・ウォーズ」や「アバター」といったCG技術などで表現の幅を広げた作品が受賞していて、日本作品で初の快挙となりました。 また、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を受賞しました。 この賞は、同じく宮崎監督が2003年に「千と千尋の神隠し」で受賞していて、宮崎監督は10年ぶりに手掛けた作品で21年ぶり2度目の快挙達成となりました。 一方、国際長編映画賞にノミネートされていた役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」の受賞はなりませんでした。