『光る君へ』ヒール役で大注目の玉置玲央「黒木華と夜の新宿で…」舞台俳優一の”モテ男”だった過去
NHK大河ドラマ『光る君へ』が好調である。初回の視聴率こそ12.7%(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、’63年『花の生涯』からの大河ドラマの初回世帯平均視聴率としては歴代最低の数字だったが、ドラマ自体の評判は上々で、2回目以降の視聴率も上昇傾向にある。 【傍目には恋人同士のような...】すごい!優しく労うように黒木華の肩に手を添える玉置玲央 「歴史ドラマとしては馴染みの薄い平安時代の中期が舞台で、主演が吉高由里子演じる紫式部(まひろ)ということもあり、全体を通しても戦国時代や幕末のような派手な戦闘シーンなどは望めません。製作陣にとってこの視聴率は想定内のようですが、第1回目の終盤での衝撃的な展開に度肝を抜かれました。藤原道兼を演じた玉置玲央(38)の怪演が、勢いをつけたことは間違いないでしょう」(テレビ誌ライター) まひろの子役時代を描いた第1回は、将来、運命の相手となる柄本佑演じる藤原道長(三郎)との出会いなどが描かれ、比較的穏やかな展開だった。ところがラスト10分で、まひろの母親が道兼に剣で突かれ殺害されるという流れに。返り血を浴び、目をひん剥いた道兼の表情に戦慄を覚えた視聴者も多かったようだ。SNSには、「なんだ、この展開!」「初回から地獄」「平安中期怖すぎる」といったコメントが溢れ、「サイコパス道兼」「道兼ホラー」などと、道兼に注目が集まった。 「玉置は’05年に劇団『柿喰う客』でデビューを果たし、舞台を中心に活動。’07年からは『劇団ユニットカスガイ』を主催し、演出なども担当していました。演劇への造詣が深く、劇団員の面倒見もいい。性格も穏やかで共演者への気配りもできると、かなり評判はいいです。 だからというわけではありませんが、とにかく女性にモテる。舞台では多くの有名女優とも共演しており、交際の噂が立つことは少なくありませんでした。業界では“舞台俳優一のモテ男”などと言われる時期もあったほどです(笑)」(舞台関係者) 実は『FRIDAY』も玉置と人気女優のツーショットを目撃したことがある。それは、’13年12月のこと。玉置はCATプロデュースの舞台『SEMINAR/セミナー』(紀伊國屋劇場・新宿)に出演していた。共演していたのは、この年、大ブレークした黒木華(33)だった。舞台終了後、2人は一緒に地下鉄に乗り込んだ。途中、玉置は黒木の肩に手を当てて労うような仕草を見せたり、笑顔を交えて会話に花を咲かせていた。 「’17年にも、人気女優との熱愛が噂になりました。モテ男で『玉置』という名字。そして、顔が似ていることから『玉置浩二の息子ではないか』という噂がネットに広がりました。全くのデマでしたが、その辺りから彼の存在は広く知られるようになりました」(演劇雑誌ライター) ’19年、映画『教誨師(きょうかいし)』で大量殺人を起こした自己中心的な青年を演じ、『第73回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞』を獲得。以来、バイプレイヤーとして映画、ドラマに出ずっぱりだ。今回の道兼役について、『TVガイド みんなドラマ』(1月29日配信)のインタビュー記事で玉置は次のように答えている。 《脚本の大石(静)先生にお会いしたときに、『玉置さんに良い役をと思ったらすごく嫌なヤツになっちゃった』って言われて、『長い期間、嫌なヤツを演じるのか』とも思いましたけど(笑)》 また、第1回目放送後の反響については、 《反響は大きかったですね。『何こいつ』とか『嫌い』とか。直接声を聞くことはなかなかないので、それこそSNSなどで見るくらいですけど。台本読んだときから『嫌われるだろうな』と思っていたので予想通りです(笑)》 と余裕のコメント。今後、どういった嫌われ役を演じてくれるのだろう。玉置の怪演に注目だ。
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