アルファタウリ、FIA初の公式アパレルパートナーに就任。F1チーム離れるもモータースポーツ界での影響力は健在
2月19日(月)、FIAは初のアパレルパートナーとしてアルファタウリを迎えたことを発表した。 【動画】ビザ・キャッシュアップRBの新車VCARB01初走行 牡牛座のα星(アルデバラン)にちなんで名付けられたアルファタウリは、レッドブルが立ち上げたファッションブランド。ミニマルなデザインかつ機能的なウェアやアクセサリーを主に展開している。2020年から4シーズンにわたり、イタリア・ファエンツァに拠点を置くレッドブル傘下のF1チーム名称となり、「スクーデリア・アルファタウリ」としてF1に参戦した。 その間、チームは1勝を含む2回の表彰台を獲得。どちらも現アルピーヌのピエール・ガスリーがもたらした。2021年からは日本人ドライバーの角田裕毅がこのチームからF1デビューを果たした。 体制刷新に伴い、チームが2024年から「ビザ・キャッシュアップRB」として再発足したことでアルファタウリはチーム名称から外れることとなった。しかし今年もモータースポーツ界での影響力は健在。FIAの公式アパレルパートナーに就任した。 FIAとアルファタウリが結んだパートナー契約は3年。この間にアルファタウリはFIAの全スタッフにウェアとアクセサリーを提供することとなった。併せて毎年年末に行なわれる、FIA年間表彰式の公式パートナーとなることも明かされた。 FIA会長のモハメド・ベン・スレイエム会長は、今回のコラボレーションについて次のように語った。 「FIAは常に、モータースポーツの世界を向上させるためにテクノロジーとイノベーションを活用するパイオニアだ。我々のスタッフは、世界中のモータースポーツイベントの安全と成功を確保するために、舞台裏でたゆまぬ努力を続けている」 「アルファタウリとのパートナーシップにより、我々はFIAウェアシリーズに快適さとスタイルをもたらすことができる。アルファタウリの革新的なアプローチとファッションへのこだわりは、(FIAの)パートナーとして相応しい」 またアルファタウリのアフメット・メルカンCEOは、FIAとのパートナーシップ締結によって、F1チームから離れた後もモータースポーツ界で製品をアピールし続けることができると語った。 「FIAの公式アパレルパートナーとなることは、アルファタウリにとって革新性とテクノロジーをファッションと融合することをアピールし続ける素晴らしい機会だ」 「このパートナーシップは重要な一歩であり、スタイルへのこだわりだけでなく、デザインを通じて利便性を高めることへのこだわりを反映した当社の製品をFIAスタッフに提供できることを誇りに思う」
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