米有名極悪ラッパーのテカシ・シックスナインが裁判に遅刻 薬物陽性反応が出て投獄
米有名極悪ラッパーのテカシ・シックスナイン被告(Tekashi 6ix9ine)がニューヨークの裁判所に1時間遅れで現れ、メタンフェタミンの陽性反応が出たとして投獄された。米紙ニューヨーク・ポストが29日、報じた。 本名ダニエル・ヘルナンデス(28)のテカシ被告は29日、メタンフェタミン陽性反応、ラスベガス旅行、裁判所への1時間遅刻など、一連の違反行為の疑いで少なくとも2週間の禁錮刑に処せられた。 マンハッタンの連邦判事ポール・エンゲルメイヤー氏は、テカシ被告を「全面的な法律無視」と保護観察条件違反で厳しく非難した。 テカシ被告は、ナイン・トレイ・ギャングスタ・ブラッズ・ギャングとのつながりに関連した殺人共謀などの罪で、2年間の懲役刑に服した後、2020年に釈放されて以来、自由の身となっている。 29日午前9時30分に出廷する予定だったが、1時間遅れたため、エンゲルマイヤー氏は逮捕を命じた。 午後の審問でテカシ被告は「アイム・ノット・ア・バッド・パーソン(俺は悪い人間じゃないぜ)」と述べ、28日夜にフロリダからニューヨークに飛んだことを明かした。 「アイ・ウォーク・アップ・レイト(寝過ごしたぜ)」 検察官ジョナサン・レボルド氏はエンゲルマイヤー氏に対し、テカシ被告は保護観察期間5年のうち残り約6か月であるにもかかわらず、過去2週間に2回メタンフェタミンの陽性反応を示し、薬物検査も無視したと語った。 テカシ被告は、その釈放の一環として、トラブルを起こさないようにするはずだった。 弁護士ランス・ラザロ氏は「テカシ被告がメタンフェタミンを含む処方薬アデロールを服用しているため、メタンフェタミンの検査で陽性反応が出たことは単なる勘違いだ」と主張した。 レボルド氏はまた「テカシ被告がコンサートのために許可なくラスベガスへ旅行した」と非難した。 エンゲルマイヤー氏はまた、釈放後の数々の逮捕歴(ドミニカ共和国での家庭内暴力での逮捕、フロリダ州でスピード違反での逮捕)を、法律を常習的に無視していると述べた。そして、11月12日の次回の法廷審問で、被告を釈放すべきかどうかを協議するまで投獄するよう命じた。
東スポWEB