『中学生日記』は名古屋で制作されていた…近藤芳正さんが振り返る当時の思い出、芸能界にも多い“出身者”「大きな刺激を受けますから」
-芸能界でも中学生日記出身者が多い 「大先輩だと竹下景子さん、戸田恵子さん、森本レオさん、田山涼成さん。後輩だったら加藤晴彦君とか。民放のディレクターやプロデューサーになった方もいますし、裏方を含めていろんな人材が出てます。やっぱり中学生、高校生のときに(あの現場に)出会うというのは大きな刺激を受けますからね」 -改めて『中学生日記』について 「学校ではできない友達をつくれて、劇団みたいなものになって。先生役の方やディレクターからも良ければ褒められるし、悪ければ、咤(しった)激励される。非常にやりがいを感じました。担任の先生以外の大人に初めて出会って、しかも一緒に物をつくるという作業で、大人の世界に紛れ込んでいる楽しさなんてものもあって」 -何物にも代え難い 「ある種、本当の中学、高校よりも記憶に残る学校生活を過ごせたと思います。演技をすることによって生活の糧を得るということ、団体生活でどうすればいいかも学ぶことができた貴重な時間でした。自分の生きること全てが中学生日記に詰まってましたよね」 ◇ ◇ ◇ ◆近藤 芳正(こんどう・よしまさ) 1961年8月13日生まれ63歳。名古屋市出身。「中学生日記」は76~78年に生徒役で出演。高校卒業後に劇団青年座の研究所に入所。その後、劇団七曜日に入団した。91年に映画「12人の優しい日本人」に出演。脚本家三谷幸喜が主宰した劇団「東京サンシャインボーイズ」の舞台への客演が続き、映画「ラヂオの時間」「THE 有頂天ホテル」など三谷作品の常連で知られ、数多くのテレビドラマにも出演している。
中日スポーツ