園児たちを前に読み聞かせを披露する花巻南高の生徒たち

　花巻市愛宕町の大谷幼稚園（松本弘子園長、園児130人）で11日、地元の中高生による復興教育絵本ライブが開かれた。生徒たちが園児に復興や東日本大震災をテーマにした絵本などを読み聞かせ、震災の記憶が次世代に紡がれることを願った。 　同ライブは震災の風化を防ごうと昨年から開催している。今月に設立したユニセフ青少年友の会に所属する花巻南高校の2年生5人のほか、「くらうん・しゅがー」として読み聞かせを行う花巻北中学校の佐藤敦士校長と1年生2人が参加した。 　ライブは年長児、年中児85人が鑑賞。生徒たちは紙芝居「てとてをつないで」のほか、絵本「かぜのでんわ」「なみだはあふれるままに」など7作品を朗読した。 　読み聞かせのほか、佐藤校長によるマジックショーやバルーンショーも繰り広げられた。