レッドブル、F1チーム代表ホーナーへの“疑惑”受けて独自調査を開始。本人は不正行為を否認
エナジードリンクを展開するレッドブル社は、傘下のF1チーム“レッドブル・レーシング”を率いるクリスチャン・ホーナー代表に対する疑惑について独自の調査を開始したと発表した。 【配信アーカイブ】motorsport.cast特別編:F1ジャーナリスト尾張正博が語る”F1現地取材” レッドブル側はこの問題を深刻に受け止めていることを強調し、今回の疑惑を調査するために外部の法廷弁護士を任命したと述べた。 レッドブル側は申し立ての内容の詳細を明らかにしていないが、一部の報道では、従業員からホーナー代表の”不適切行為”に関する申し立てが行なわれたと伝えられている。ホーナー代表自身は不正行為を強く否定している。 レッドブルは2月5日(月)、次のように声明を発表した。 「最近のある申し立てを受けて、レッドブルは独自の調査を開始した」 「すでに進行中のこのプロセスは、外部の専門法廷弁護士によって執り行なわれている」 「会社としてはこの問題を非常に深刻に受け止めており、調査は現実的に可能な限り早急に完了する予定だ。現時点でこれ以上コメントすることは適切ではない」 オランダ紙De Telegraafの取材に対してホーナー代表自身は「私はこれらの主張を完全に否定する」と語り、疑惑を否認した。 またmotorsport.comの問い合わせに対して、レッドブル・レーシング側のコメントは得られなかった。 ホーナー代表は2005年からレッドブル・レーシングのチーム代表を務めており、2023年にはマックス・フェルスタッペンの3年連続チャンピオンに貢献しただけでなく、チームとしては22戦中21勝というF1記録を打ち立ててダブルタイトルを獲得した。 ホーナー代表はF1での功績により、モーターレースへの貢献が認められ、先日の新年栄誉賞でCBE(大英帝国勲章司令官)を授与されたばかりだった。
Jonathan Noble