【漫画家に聞く】デレデレな犬系彼女が家に帰ると……? 甘えるのを我慢する女子を描いたWEB漫画に反響
「好き好き」と慕ってくれる犬系彼女、しかし家では「好き好きでございます」……。お嬢様育ちなヒロインを印象的に描いたSNS漫画が『デレデレ彼女の「我慢」』だ。決定的なギャップがエンジンになって展開していくストーリーが人気を集め、シリーズ5作をまとめたXでの投稿は1ポスト目が約3.9万いいねが付いている。 作者は、いうのすさん(@iunosu)。現在は育児中の傍ら制作を行う彼女に、本作の制作裏やシリーズの今後について話を聞いた。 ――約4万のいいねが集まっています。ご自身としてはいかがですか? いうのす:過去に描いたシリーズをまとめたものなのですが、以前よりたくさんの方に読んでいただけて嬉しいです。ギャップがあるキャラの漫画なのでそこが刺さる方には刺さったのかな……と思います。ありがたいです。 ――本作はどのように着想されたのでしょう。 いうのす:ギャップのある子を描こうと思ったのがきっかけです。「デレの部分を先に出して、さらに響くようなギャップを持つ性格は何か?」と考えてできました。特に実在の人物をモデルにはしていませんが、自分が可愛いなと思った方々の接し方は参考にしているかもしれません。 また各話は学校でのデレの彼女から、家に行ってお嬢様の彼女と過ごす流れは決まってるのですが、そこからイベントをかけあわせて何が起きるかを考えています。 ――制作時に心がけたことや苦労したことは? いうのす:オチでお嬢様の彼女の口調が変な敬語になっているのは、「デレたいけどお嬢様でいなきゃいけない」という葛藤の末に出た言葉なんです。そこをいかに変に可愛くするかは意識しました。 苦労したのは、お嬢様モードと犬系モードの書き分けですね。外見から口調まで、ほぼ真逆に描きつつも別人にならないように気を使っています。
小池直也